チャットレディとして働ける場所を探すと、数多くのサイトが見つかります。しかし、ほとんどのチャットレディ・サイトでは、登録時に身分証明書の提示が必要です。身分証明書不要で登録できるサイトは、基本的には存在しません。
この記事では、身分証明書不要で登録できるチャットレディ・サイトが存在しない理由を詳しく説明します。また、サイトに提示した身分証明書の情報が悪用されるリスクが、かなり低い理由についても解説するため、個人情報の流出に不安を感じる人は、ぜひ参考にしてください。
Contents
1.チャットレディに身分証明書不要で登録できない3つの理由
チャットレディ・サイトに登録するためには、ほとんどの場合で身分証明書の提示が求められます。チャットレディの登録に、身分証明書の提示を求める理由は、単純にサイト運営者が個人情報を求めているためではありません。
サイト運営者が身分証明書の提示を求める理由は、法律や男性会員だけではなく、チャットレディを守るためです。
ここでは、チャットレディに身分証明書不要で登録できない理由を3つ紹介します。
1-1.18歳以上であることを証明するため
チャットレディとして仕事を行うためには、18歳以上である必要があります。なぜなら、アダルト/ノンアダルトを問わずチャットレディは、法律上「映像送信型性風俗特殊営業」という風俗営業の一種となるためです。風俗営業となるチャットレディ・サイトは、「風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)」の適用を受けます。
風営法の第二十二条では、18歳未満の人をチャットレディとして働かせることを禁止しています。そのため、チャットレディ・サイトに女性が登録する際は、18歳以上であることを証明するために、身分証明書の提示が必要です。
チャットレディ・サイトが年齢確認を怠り、18歳未満の人を働かせた場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金(もしくは、その両方)が、サイト運営者に科されます。
もちろん、責任者の逮捕・罰金だけではなく、風営法に違反するとサイトの運営企業は、営業を続けられません。法令順守への意識が強いサイトほど、身分証明書の提示に関するルールは厳格です。
1-2.女性であることを証明するため
チャットレディは、女性にしかできない職業です。サイトを訪れる男性会員の目的は女性との交流を得るためであり、サービスのコンセプト上、男性を求める需要はありません。
しかし、ごくまれに女性のふりをして登録しようとする男性がいます。男性の成りすましによる登録を防ぐためには、身分証明書による年齢確認に併せて、性別確認が欠かせません。
サイト運営者が、登録者の性別確認を怠った結果、男性をチャットレディとして働かせてしまうことは、お金を支払う男性会員の期待に背くことです。男性会員の期待を裏切ると、サイトの利用者が減少し、経営が立ち行かなくなります。
チャットレディ・サイトが運営を続けるためには、身分証明書の確認による、登録者の性別確認が必須です。
1-3.本人であることを証明するため
チャットレディ・サイトに登録する際は、応募者が身分証明書の持ち主であることを証明することが求められます。本人の証明が必要な理由は、他人から借りた身分証明書による登録を防ぐためです。
例えば、18歳未満の人が他人から身分証明書を借りて登録できてしまうと、そのチャットレディ・サイトは風営法違反によって、処罰される可能性があります。
そのため、サイトへの登録時には単に身分証明書の画像データを提出するだけではなく、多くの場合は「身分証明書を本人が持っている画像」などの提出が必要です。
2.身分証明書不要のチャットレディ・サイトは危険!
ほとんどのチャットレディ・サイトでは、登録の際に身分証明書の提示が求められますが、まれに身分証明書不要で登録できるサイトも存在します。しかし、身分証明書不要で登録できるサイトは、法律に違反している可能性が高いため、非常に危険です。
身分証明書不要で登録できるサイトの問題点は、以下の2点が挙げられます。
・法令順守への意識が低いサイトであるため、報酬が受け取れないなどのトラブルが発生する可能性がある
身分証明書不要のサイトは、18歳未満の女性をチャットレディとして働かせている可能性があります。警察による風俗営業への取締りは年々強化されており、法律違反のサイトが長期的に運営を続けることは困難です。
警察に摘発されたサイトは、突然閉鎖されるため、報酬を受け取れなくなる可能性があります。
また、身分証明書不要で登録できるところは、法令順守への意識が低いサイトです。法令順守の意識が低いサイトでは、報酬の支払いなどでトラブルが発生する可能性があります。登録後、トラブルに巻き込まれないようにするためには、身分証明書不要で登録できるサイトの利用は控えましょう。
3.チャットレディ・サイトで身分証明書が悪用される可能性はゼロ
チャットレディ・サイトに身分証明書を提示すると悪用されたり、情報が漏えいしたりする可能性があるのではないか、と不安に感じている人もいるでしょう。しかし、サイトに身分証明書を提示することで、悪用される可能性は、ほぼゼロです。
ここでは、チャットレディ・サイトで身分証明書が悪用される可能性が、ゼロである理由について解説します。
①個人情報保護法で守られている
チャットレディ・サイトに提出した身分証明書データなどの個人情報は、「個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)」によって守られています。そのため、チャットレディ・サイトは、登録者の同意なく個人情報を利用することはできません。
個人情報保護法では、違反者に対して、最大で
が科されます。個人情報を悪用したり、漏えいしたりすると、サイト運営者は、刑事責任だけではなく、被害者に対する損害賠償責任を負わなければなりません。
また、運営企業が個人情報の漏えいを引き起こすと、企業に対する信用の低下が、チャットレディ・サイト利用者の減少を招き、企業の存続を脅かします。そのため、多くのチャットレディ・サイトで行われている個人情報の管理は、非常に厳重です。
②データが暗号化されている
個人情報の漏えいを防ぐために、通信データの内容が暗号化される「SSL」というシステムを組み込んでいるサイトがほとんどです。SSLの仕組みを利用することによって、通信データの内容が暗号化されるため、第三者にデータを盗み読まれたり、改ざんされたりするリスクを最小限に抑えられます。
4.チャットレディの登録に必要な身分証明書と提示方法
日常的に身分証明書として利用できる書類には、様々なものがあります。しかし、チャットレディの登録には、全ての種類の身分証明書が利用できるわけではありません。
ここでは、チャットレディ・サイトの登録時に利用できる身分証明書の「種類」と「提示方法」について、紹介します。
4-1.登録に必要な身分証明書の種類
チャットレディ・サイトの登録時には、公的機関が発行した身分証明書が求められます。ただし、本人確認の意味が強いため、使える身分証明書は原則的に顔写真付きのものです。代表的な公的機関発行の顔写真付き身分証明書は、次の4つがあります。
・パスポート
・マイナンバーカード
・住民基本台帳カード
サイトによっては、公的機関が発行した身分証明書ではありませんが、顔写真付きの学生証や社員証を認めるケースがあります。また、一部サイトでは、顔写真は付いていませんが、健康保険証や住民票、年金手帳など公的機関発行の身分証明書で登録することが可能です。
ただし、これらの身分証明書を提示する際は、キャッシュカードや公共料金領収書などの補助書類の提示が求められる場合があります。
4-2.身分証明書の提示方法
身分証明書は、チャットレディとして登録する際の面接で提示が求められます。面接方法と身分証明書の提示は、サイトによって様々です。通勤チャットレディの場合は、面接が事務所で行われるため、身分証明書を持参します。
一方で、在宅チャットレディの場合は、以下の方法で身分証明書を提示することが一般的です。
・登録申し込みの際に、サイトに身分証明書の画像データを提出する
・登録申し込みの際に、サイトに身分証明書を自分で持っている画像データを提出する
登録申し込みの際に、身分証明書をサイトに提出する場合は、スマホなどで書類を撮影し、サイトの専用フォームから画像データをアップロードします。身分証明書を撮影する際は、顔写真・氏名・生年月日(年齢)・性別が、はっきりと判別できるように注意しましょう。
まとめ
身分証明書不要で、登録できるチャットレディ・サイトは、基本的には存在しません。なぜなら、登録者が「18歳以上であること」「女性であること」「本人であること」を証明するためには、身分証明書の提示が必要であるためです。
身分証明書の提示に不安を感じる人もいますが、むしろ適正なサイト運営をしている証拠であるといえます。安心してチャットレディとして働きたい人は、適正な運営を行っている身分証明書が必要なサイトに登録しましょう。