チャットレディは年金を支払う必要がある?厚生年金の加入方法も解説

チャットレディの仕事で一定の収入を得ている方々の中には、年金の支払いについて考えている方もいるでしょう。チャットレディも普通の仕事と同様で、年金の支払いが必要となります。

そこで今回は、チャットレディが年金を支払う必要性やメリット、国民年金・厚生年金の特徴、それぞれの加入方法について徹底解説します。
年金は、自分の老後生活における経済的な基盤を作るために重要な制度です。チャットレディの仕事をしている方で、年金の支払いについて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

1. チャットレディも年金の支払いは必要!

年金制度は、「医療保険」「年金保険」「労災保険」「介護保険」「雇用保険」からなる社会保険制度の1つです。

社会保険仕組み

世界トップレベルで整備されている日本の社会保険制度には、全ての国民が加入する必要があります。

このような状況から国民皆保険制度とも呼ばれている社会保険制度では、保険料の免除対象者以外は保険料を納める義務があります。つまり、チャットレディの場合でも、免除の申請をしていない方であれば、年金保険を納めなければなりません。

では、年金保険を納めることで得られるメリットにはどのようなポイントがあるのでしょうか。

ここでは、年金保険を支払うメリットを紹介します。年金保険を納める余裕がないときや、支払っていなかった期間がある場合の対処法も併せて確認しましょう。

1-1. 年金を支払うメリット

年金は老後に国から受け取れるものであるため、「年金に加入しなくても、貯金や投資・投資信託、積み立てNISAなどで工夫すれば老後資金を作れる」と考えている方もいるでしょう。しかし、年金制度に加入することで、老後の生活だけでなく、国による様々なサポートを受けられるメリットがあります。

ここでは、年金保険を納める4つのメリットについて紹介します。

①将来の年金受け取り

年金制度に加入する最大のメリットは、将来的に年金として国からお金が受け取れる点です。年金は現役世代が納めた保険料と税金から賄われています。自分が納めた保険料に税金がプラスされるため、保険料を納めず貯金した場合よりも、老後資金を増やすことが可能です。

②遺族年金

遺族年金とは、年金に加入していた方が亡くなった場合、その方に家計を支えられてた遺族が受け取れるお金です。受給するためには一定の条件を満たす必要がありますが、お子さんがいる場合は家族のためにも加入しておいて損はありません。

③障害年金

年金制度に加入していると、病気や事故によるケガなどで障害を負った場合、障害年金を受給できます。遺族年金と同様に、加入期間や初診日といった条件がありますが、万が一の際の保険としての機能もあることを覚えておきましょう。

④所得税や住民税が安くなる

年金保険料を納めると、課税対象となる所得を減らすことができるため、節税対策に繋がります。

確定申告(白色申告・青色申告)をしている方の中には、課税所得について耳にする機会や、税理士から説明を受ける機会があった方もいるでしょう。課税所得とは、収入(事業所得)から通信費・交通費などの必要経費や、青色申告特別控除・医療費控除など各種控除を引いた金額を指しています。

所得税や住民税は、課税所得が高いほど金額が大きくなりますが、年金を含む社会保険料は「社会保険料控除」として収入から差し引くことが可能です。したがって、年金保険を納めれば申告する所得が少なくなるため、所得税や住民税の納税額を抑える節税対策となります。

このように、年金制度は老後の資産の形成だけでなく、現役世代の暮らしも保障してくれる制度です。国民全員に加入義務があることが前提であるため、経済的に加入できるにもかかわらず加入できていない方は、早めに加入手続きを行いましょう。

1-2. 年金を支払う余裕がない場合は?

年金を支払う余裕がない場合は?

年金の支払いが困難である場合は、住民票がある自治体の市区役所や町村役場の年金担当窓口で、年金保険料の免除や納付猶予の申請を行うことがおすすめです。

以下の表は、全額免除・一部免除・納付猶予の違いをまとめたものです。

▼一部免除(例:半額)

計算方法 118万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額など
老後に受け取れる年金 年金額に反映される(本来の6/8)
遺族年金・障害年金は受給資格期間として計算されるか 計算される

▼全額免除

計算方法 (扶養親族などの数+1)×35万円+22万円
老後に受け取れる年金 年金額に反映される(本来の1/2)
遺族年金・障害年金は受給資格期間として計算されるか 計算される

▼納付猶予

計算方法 (扶養親族などの数+1)×35万円+22万円
老後に受け取れる年金 年金額に反映されない
遺族年金・障害年金は受給資格期間として計算されるか 計算される

(出典:2019年10月 日本年金機構「国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度」

それぞれの承認基準は、前年度の所得が下の金額の範囲内であることです。

免除や納付猶予によって支払っていなかった分の保険料は、10年以内であれば追納が可能です。追納することで、年金受取額を満額に近づけることができるため、経済的な余裕が生まれたら追納することをおすすめします。

免除や納付猶予の申請をしないまま、理由もなく年金の支払いをしていない方は「未納」状態です。年金は加入期間が10年以上であれば受給可能ですが、年金額は加入年数が長いほど大きくなります。年金はきちんと納め、将来に備えましょう。

2. チャットレディは「国民年金」への加入が一般的

日本の公的年金は、20歳以上60歳未満の方に加入義務がある「国民年金」と、国民年金に加えて会社勤めの方などが加入する「厚生年金」の2つに分けられます。チャットレディの多くは、「業務委託契約」を事務所と結ぶ個人事業主となるため、一般的には国民年金に加入します。

国民年金に加入する場合は、年金手帳や印鑑を持参し、住所地を管轄する市役所などの年金担当窓口や年金事務所で手続きをしましょう。口座振替やクレジットカードによる納付を希望する方は、通帳や銀行印、クレジットカードも忘れずに持参してください。

また、国民年金に加入した場合、自治体や国保組合によって運営されている国民健康保険にも加入することとなります。住所地を管轄する市区役所や、町村役場の担当窓口で手続き可能であるため、手間を省くためにも国民年金と同時に書類を提出しておきましょう。

3. 「厚生年金」に入りたいときはどうしたら良いの?

日本の公的年金には、国民年金と厚生年金があることを紹介しました。
国民年金と厚生年金の両方に加入すれば、年金受給額も大幅に上がります。チャットレディは基本的に国民年金のみとなりますが、可能であれば厚生年金に加入したいと考えている方もいるでしょう。

ここからは、厚生年金と国民年金の違いや、チャットレディとして厚生年金に加入するための方法を解説します。厚生年金による手厚いサポートを受けるためにも、ぜひ参考にしてください。

3-1. 厚生年金とは?国民年金との相違点

公的年金の被保険者と加入する公的年金の種類は、働き方や生活の仕方によって次の3つに分けられます。

▼第1号被保険者

働き方・生活の仕方 個人事業主(多くのチャットレディが該当)・自営業者・学生・無職など
加入する年金 国民年金

▼第2号被保険者

働き方・生活の仕方 会社員・公務員(給与所得者)
加入する年金 国民年金+厚生年金

▼第3号被保険者

働き方・生活の仕方 厚生年金に加入している方の配偶者(専業主婦(夫)など)
加入する年金 国民年金(保険料は厚生年金に加入する配偶者が負担)

厚生年金とは、第2号被保険者(企業に勤める会社員や公務員)が加入する年金制度のことです。厚生年金は国民年金にプラスして加入するもので、この仕組みは一般的に、国民年金を1階、厚生年金を2階とする「2階建て構造」といわれています。

2階建て構造

厚生年金(第2号被保険者)と国民年金(第1号被保険者)の大きな違いは、納める保険料の金額と受け取れる年金額です。それぞれの具体的な金額は、以下の表の通りです。

▼厚生年金(第2号被保険者)

保険料の金額 月給の18.3%※勤務先と労働者で折半
受け取れる年金額 月額:約15万6,000円※厚生年金+国民年金

▼国民年金(第1号被保険者)

保険料の金額 月額:1万6,410円※全額自己負担
受け取れる年金額 月額:約6万5,000円

(出典:厚生労働省「日本の公的年金は「2階建て」 | いっしょに検証! 公的年金 」

厚生年金は、定額制の国民年金とは異なり、収入に応じて納める保険料の金額が変化しますが、その分将来受け取れる年金額も増加します。給料から天引きして処理されるものの、給与の支払元である勤務先にも保険料を負担してもらえる点は大きな魅力といえるでしょう。

3-2. 社会保険に加入できるチャットレディ代理店を選ぼう!

一般的に、チャットレディは業務委託契約を結ぶ個人事業主であるため、厚生年金には加入できません。しかし、福利厚生として社会保険が整備されたチャットレディ代理店に、正社員などとして勤務すれば、厚生年金に加入することができます。厚生年金に加入したい方は、厚生年金を含む社会保険がある職場を選びましょう。

パート社員として働く場合、代理店が設けている社会保険に加入するためには、一定の必要事項をクリアしなければなりません。面接時など事前に条件を確認し、入社後も労務管理の担当者や事務所スタッフ、専門家と相談しながら働くことをおすすめします。

まとめ

日本では、20歳以上であれば年金に加入する必要があるため、個人事業主であるチャットレディは国民年金に加入しなければなりません。障害年金などのメリットもあるため、加入していない方はこの機会に手続きしてください。

チャットレディを本業として将来的に受給できる年金額を増やしたい方には、社会保険完備の代理店に正社員雇用・パート社員雇用をしてもらう方法がおすすめです。厚生年金の加入条件を最初に必ず確認し、安心して働ける代理店に入社しましょう。

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