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学生チャットレディが知っておきたい勤労学生控除や扶養について
チャットレディは高校生を除く18歳からできるため、大学生や専門学生などの学生もできます。 オンライン上で男性と会話するだけで稼げるので、学業が本業の学生にとってもチャットレディは稼ぎやすい仕事として人気です。
学生がチャットレディをする場合、確定申告や扶養に関する知識をある程度理解しておくことをおすすめします。 また、学生は確定申告の時に勤労学生控除が利用できるので、控除制度についても知っておくと良いでしょう。 今回は、学生チャットレディが知っておきたい確定申告や扶養についてご紹介します。
学生チャットレディも確定申告が必要
確定申告とは、1月1日から12月31日までの1年間の所得にかかる所得税を計算し、申告して納税する手続きです。 アルバイトやパート、企業に働いている会社員は年末調整があるので、確定申告をする機会はそう多くないでしょう。
しかし、チャットレディで一定の収入を得ている場合は、確定申告をして所得税を納める必要があります。 これは学生でチャットレディをやっている人も同様です。
確定申告が必要になるケース
1年間の所得(稼いだ収入-必要経費)が48万円以上だと確定申告が必要です。 確定申告をする際に、所得を減らせる基礎控除を使えます。 その基礎控除が48万円であるため、所得が48万円なら所得ゼロとなり所得税が発生しないため、基本的に確定申告は不要です。
ただし、チャットレディ以外にアルバイトをしている場合は、確定申告が必要となる条件が変わってきます。 アルバイトを掛け持ちしている場合は、チャットレディの1年間の所得が20万円以上になると確定申告が必要です。 上限が20万円までに下がってしまう理由は、アルバイト先で年末調整が行われる際、給与所得から基礎控除額が引かれてしまっているからです。
確定申告をしないリスク
確定申告は面倒くさい、やり方が分からないという理由でやりたくない学生は多いでしょう。 しかし、無申告は脱税となってしまうので注意が必要です。 また、正当な理由なく確定申告の期間中に申告しないと、ペナルティによって支払う税金の負担が増えてしまいます。
税務署の調査があって無申告と発覚された場合は、本来支払う所得税に加えて無申告課税率が税額に応じて15%、または20%の税率で追加されます。 期間内に所得税を納付しなかった場合は、申告を行うまでの日数に応じて延滞税が課されるため注意が必要です。 このようなペナルティを避けるためにも、確定申告が必要な時は忘れず期間中に行いましょう。
チャットレディの収入によっては扶養から外れてしまう
学生チャットレディは、扶養についても理解を深めておく必要があります。 学生の場合、まだ親の扶養に入っていて、経済的な支援を受けている人が多いはずです。 しかし、チャットレディの収入額によっては扶養から外れてしまう可能性があります。 ここで、扶養に外れた場合のデメリットや外れる条件をご紹介します。
扶養から外れるとどうなる?
扶養に入っていると、家族を養う納税者の負担を軽減するために扶養控除が適用されます。 それにより、住民税や所得税、健康保険や年金といった社会保険料が控除されます。
しかし、扶養から外れると親族の支援がなくても独立して生活できる人と判断され、控除されていた税金や社会保険料は自分で支払わなければなりません。 税金や社会保険料を支払うとなると、手取り収入が減ってしまいます。 また、今まで扶養していた親は扶養控除が使えないため、税金の負担が増えてしまうこともデメリットです。
扶養から外れてしまう条件
扶養には、「税制上の扶養」と「社会保険上の扶養」の2種類があり、それぞれで外れる条件が異なります。
税制上の扶養 チャットレディの年間所得が48万円以上となると、税制上の扶養から外れるので、住民税や所得税の支払いが発生します。 また、アルバイトなどの給与所得を得ている場合、その所得が103万円以下であれば扶養から外れません。
ただし、チャットレディの所得とアルバイトの給与所得の合計が48万円を超えると、税制上の扶養から外れます。 社会保険上の扶養 チャットレディの1年間の見込み収入(稼いだ収入-直接的必要経費)が130万円以上となると、社会保険上の扶養から外れます。扶養から外れると、高額な国民健康保険と年金の保険料は自分で支払わなければなりません。
アルバイトを掛け持ちしている場合、チャットレディの年間収入が130万円以下でも、アルバイトの給与所得と合計して130万円以上となれば扶養から外れてしまいます。
なお、チャットレディの直接的必要経費の範囲は、親が加入する社会保険組合の種類によって異なります。 減価償却費や交際費は直接的必要経費と認められないこともあるので、親が加入する社会保険組合の扶養条件と経費について確認しておきましょう。
学生チャットレディなら勤労学生控除を活用しよう
日本では、基礎控除や給与所得控除以外にも、様々な所得控除制度があります。 その一つが、労働により所得がある学生に適用される勤労学生控除です。
控除額は27万円なので、基礎控除の48万円を合計すると年間75万円以内であれば扶養から外れずチャットレディの仕事ができます。 勤労学生控除を利用するためには、確定申告をする必要があります。 また、勤労学生控除は、以下3つの条件をすべて満たしていると利用することが可能です。
- 給与所得など勤労によって所得を得ている
- 合計所得金額が65万円以下で、1の労働に基づく所得以外の所得が10万円以下
- 特定の学校の学生・生徒であること
勤労学生控除を受ける場合、チャットレディの収入は10万円以下に抑えなければならない点に注意が必要です。 この控除を利用する際は、残りの金額はチャットレディ以外のアルバイトで稼ぐのがおすすめです。 なお、3の特定の学校は以下のとおりです。
- 小学校、中学校、高等学校、大学、高等専門学校など学校教育法に規定されている学校
- 国や地方公共団体、学校法人による設置される専修学校、または各学校のうち一定の過程を履修させるもの
- 職業能力開発促進法の規定で認定職業訓練を行う職業訓練法人で、一定の過程を履修させるもの
自分が通う学校が上記の条件に当てはまるのか分からない時は、学校の窓口で確認しましょう。 研修学校や各種学校、職業訓練を受ける人が控除を適用する際は、在学証明書が必要です。
扶養から外れずチャットレディで稼ぐ方法
扶養範囲でチャットレディをやりたい場合、勤労学生控除の活用以外にも所得を抑える方法があります。 ここで、扶養から外れずにチャットレディで稼ぐ方法をご紹介しましょう。
可能な限り経費に計上する
チャットレディの仕事にかかった支出は、確定申告でできる限り必要経費に計上することで所得を減らせます。 所得は、実際に稼いだ収入から必要経費を差し引いた金額を指します。
必要経費が多いほど収入から差し引かれる金額が増えるので、所得を少なくできるのです。 チャットレディの場合、チャットに使うための機材類や衣装、メイク道具、通信費などを経費にできます。 ただし、どこまで経費と扱えるのかは税務署によって判断が異なるので、確定申告する前に管轄の税務署に確認しておくと安心です。
青色申告で確定申告をする
学生チャットレディには少し高いハードルとなりますが、確定申告を青色申告で行い、特別控除を受けて所得を減らす方法もあります。 特別控除が適用される青色申告は、管轄の税務署で開業届を提出することでできるようになります。
特別控除は10万円と65万円の2種類があり、それぞれ適用条件が異なるので注意が必要です。 この方法で所得を減らすには専門的な知識が必要となるので、確定申告や税金対策などのサポートに対応しているチャットレディ代理店に登録し、アドバイスをもらうのがおすすめです。
チャトレの収入や税金の悩みはアリスに相談!
チャットレディは短時間で高収入を狙えるので、あっという間に確定申告が必要になる所得に到達してしまう可能性があります。 学生の場合、何も考えずに働くと扶養から外れてしまう可能性があるので注意してください。 がっつり稼ぎたいのであれば、親に自力で稼げることを説明した上で、扶養から外れるのも選択肢の一つです。
ただし、扶養から外れると税金や社会保険料を支払う負担が増えてしまいます。 支払う税金の負担を軽減するためにも、勤労学生控除などの控除制度や節税のコツは知っておきたいところです。 チャットレディ代理店のアリスでは、顧問税理士を通じて税金や確定申告のサポートが受けられます。
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