チャットレディの仕事は、ライブチャットでの動画配信が中心です。リアルライブであるからこそ、男性会員からの人気が高く、高収入も狙いやすい仕事ですが、配信画像のキャプチャや盗撮のリスクも考えなければなりません。
そこで今回は、ライブチャットでキャプチャや盗撮されるリスクについて、男性側の動機も交えて解説します。リスクへの対策方法も紹介するため、チャットレディとして働くことを考えている方はぜひ参考にしてください。
Contents
1.ライブチャットで気をつけるべきキャプチャや盗撮
ライブチャットは、リアルタイムのコミュニケーションとしてチャット配信するものであるため、基本的にオフレコです。
しかし、配信者は視聴者が何を行っているかを全て把握することができません。PC画面の向こうで録画ボタンを押され、配信内容をキャプチャ・盗撮されるリスクも当然あります。
ライブチャットで気をつけるべきキャプチャとは、画面をスクリーンショット撮影する画像キャプチャだけではなく、画面録画で保存するビデオキャプチャも含まれます。
1-1.キャプチャや盗撮をする人の動機や利用法
チャットレディとして働いている女性にとって、キャプチャや盗撮といった行為をはたらく男性の心理が理解できないのではないでしょうか。
ライブチャットの配信画面を録画する男性は、以下のような動機を持っています。
〇好みのタイプの子を動画にして個人で楽しむ
配信しているチャットレディが好みのタイプであり、動画データとして残したいという動機を持ってキャプチャをする男性もいます。
女性としては気持ちのいいものではありませんが、害は少ないと考えてよいでしょう。
ライブチャットの動画は運営会社が著作権者です。私的利用のためのキャプチャや盗撮は刑事上の違法性はありませんが、民事上では損害賠償請求をされる可能性があります。
〇動画をアップロードやコピーして利益を得る
ライブチャットサイトに利用料を払うように、動画サイトに投稿して有料視聴させたり、コピー販売によって利益を得るために、盗撮をする男性もいます。
まるでアダルトビデオかのように細かな動画編集をされることもあるため、女性にとって危険性の高い存在といえるでしょう。録画ファイルをコピーして商品販売することは著作権侵害行為であるため、このケースは刑事・民事ともに違法行為です。
どちらのケースにおいても、動画データの流出リスクは考えなくてはなりません。特にキャプチャした動画データの販売は、多くの人にデータが行き渡るため、大規模な流出となってしまう可能性もあります。
2.ライブチャットのキャプチャや盗撮は規約で禁止されている
ライブチャットのキャプチャや盗撮は、運営会社の利用規約で禁止されている行為です。一例として、業界大手であるFANZAライブチャットでは、利用規約で以下のように明記されています。
(引用:FANZAライブチャット利用規約)
大手ライブチャットサイトは録画対策として、配信画面に提供元のロゴを表示しているため、ビデオキャプチャが流出すると利用規約に違反している動画だとすぐに分かります。
この利用規約に違反した場合、サービス退会や差し止め請求されるだけでなく、損害賠償請求にまで発展する可能性も少なくありません。
キャプチャや盗撮が利用規約で禁止されている理由は、ライブチャットを配信する女性の「肖像権」と、運営会社の「著作権」を守るためです。著作権法違反は明確な違法行為であり、運営会社はネットパトロールや利用者に規約遵守を訴えかけることで対策しています。
しかし、ビデオキャプチャや盗撮は男性の心持ち一つで簡単に行えてしまう行為であるため、100%防げてはいない状況です。
3.ライブチャットのキャプチャ流出や盗撮リスクに対する対策
ライブチャットサイト側でもキャプチャや盗撮の対策は進めていますが、完全に防止することはできません。流出などのリスクを最小限に抑えるためには、ライブチャットを配信する女性自身もきちんと対策することが必要です。
ここからは、ライブチャットのキャプチャ・盗撮に対する4つの対策を紹介します。
3-1.配信の際には顔を全部出さない
ライブチャットのキャプチャで怖いことは、顔出しの動画が流出することです。顔バレしている動画を知り合いが見た場合、「もしかして○○さんじゃ…?」と身バレする可能性があります。
ライブチャットを配信する際には、顔を全部出さないようにしましょう。たとえ画面の向こうでキャプチャ・盗撮がされていても、顔の一部分だけ映していれば身バレは防げます。
具体的な方法は、以下の3点を参考にしてください。
顔出しは2ショット時や信頼できる常連さん限定と決める
ウィッグやメイクで普段の雰囲気と変える
このように顔バレ対策することで、流出リスクに備えられるだけでなく、キャプチャ・盗撮を行う男性会員も寄り付かなくなります。
3-2.アダルト行為の際には顔を映さない
露出などのアダルト行為では、顔を映さず、体にだけカメラが向くようにしましょう。
顔と体が同時に映った動画が流出すると、身バレ時のリスクが大きくなります。しかし、体だけの動画であれば、個人情報を特定することは困難です。
アダルトOKでライブチャット配信する際は、初めにアダルト行為で顔を映さないと伝えておくとよいでしょう。
キャプチャ・盗撮で利益を得ようとする方は、顔出しのアダルト行為を撮ろうとします。女性側がアダルト行為では顔を映さないと伝えておくと、利益目的の男性は興味をなくすことがほとんどです。
また、アダルト行為中に顔を隠していても、トーク中と全く同じアングルでは、背景などから同一人物であると分かってしまいます。そのため、顔を映してトークしているときと、顔を隠してアダルト行為を映すときは、カメラアングルを変えましょう。
3-3.アダルトチャットをせずにノンアダルトに限定する
ライブチャットでキャプチャ・盗撮する男性の多くは、アダルト行為に価値を求めています。
そのため、アダルトチャットをせずにノンアダルトチャットに限定することは、とても効果的な対策です。露出のない動画を販売しても、誰も購入しようとしないため、キャプチャ流出・盗撮のリスクがほとんどありません。
ライブチャットサイトのジャンルには、アダルト・ノンアダルト・両方が混在しているミックスの3種類があります。ミックスのサイトでもアダルトの比率が高くなっているため、アダルトチャットを避けるためには、完全ノンアダルトのライブチャットサイトを選ぶことが重要です。
3-4.顔出しで配信をしない
キャプチャ流出・盗撮で身バレするリスクは、顔出しで配信することにより非常に高くなります。そのため、顔出しで配信しないことは、身バレのリスクに対する最も確実な対策方法です。
接続率が下がる懸念はあるものの、楽しくトークしたい健全な男性会員だけを相手に仕事するため、大きな安心感があります。
ただし、顔出しなしの配信でも身バレする可能性は残っているため、注意が必要です。
チャットレディ本人が個人情報が特定されるものを映したり、うっかり話したりしたことが原因で身バレをしてしまったチャットレディも少なくありません。
特に、以下のようなものは簡単に特定されてしまうため、配信画面に一切写さないようにしましょう。
- 免許証や保険証などの身分証明書
- 職場の制服
- 部屋の窓から見える風景
特に、窓から見える風景は路地の作りや近隣住宅の配置で住所がバレる可能性があります。
顔出しで配信しない場合でも、配信画面に映る範囲は片付けておくなど、常にキャプチャ・身バレ対策を心がけましょう。
まとめ
ライブチャットを配信する際は、キャプチャ・盗撮に気を付けなければなりません。チャット動画をキャプチャする動機は、チャットレディに対する好意と、販売による利益目的が考えられます。どちらも違法な行為であるため、ライブチャットの運営会社はさまざまな手段で対策を講じているものの、完全に盗撮を防ぐことはできません。
キャプチャの流出・盗撮によるリスクは、チャットレディで自身でも対策することが重要です。顔出しで配信しないことは確実に近い対策方法ですが、接続率が下がる可能性があります。自分の働き方により、適切な顔出しの範囲を考えながら、リスク対策をとりましょう。