チャットレディの収入で生活にそれなりの余裕が出てくると、「車を購入したい」「マンションの一部屋を買いたい」など、欲しいものが増える人もいるでしょう。購入にあたり手持ちのお金が足りない場合は、金融機関や消費者金融などのローンによる資金調達が一般的です。
しかし、チャットレディという働き方でローンを組めるのかどうか、疑問を抱く人は少なくありません。
この記事では、チャットレディとして働いている人がローンを組む条件や、ローンを借りるためのちょっとしたコツ、チャットレディがローンを申し込むときの注意点を解説します。
Contents
1. チャットレディがローンを組むことは可能?
チャットレディでもローンを組むことは可能です。ただし、実際にローンを借りられるかどうかは、申し込むローンの種類や本人の状況によって変わります。
ここからは、チャットレディがローンを組むことは可能なのか、様々な状況をもとに解説します。
1-1. ローンの種類によって異なる
チャットレディがローンを組めるかどうかは、ローンの種類により変わります。今回はいくつかあるローンの中でも、住宅ローンとカードローンの2つについて解説します。
チャットレディを本業としている場合は、住宅ローンを組むことは難しいと言えるでしょう。基本的に、チャットレディは収入が不安定な職業です。よほど高収入を安定的に稼いでいるか、本業が他にない限り、ローンの審査に通りにくい傾向があります。
住宅ローンよりも審査に通る可能性はありますが、きちんと確定申告を行うことが必要です。その上で雇用形態や給料の金額、勤続期間の長さなど、金融機関ごとに設けられている審査基準を満たしていれば、カードローンを組むことができるでしょう。
1-2. 雇用形態によって異なる
チャットレディの雇用形態は、正社員として給与を得ているか、個人事業主として事業収入を得ているかの2種類です。どちらの雇用形態なのかによって、ローンの審査に通る確率が変わります。
チャットレディの代理店や事務所に所属して業務を行い、給料として報酬を得ている場合は、正社員とみなされます。正社員として籍を置いている会社にある程度の信用度があり、今後も安定した収入が見込めると判断されれば、ローンを組むことができるでしょう。
会社に籍を置かずにチャットレディの仕事を行っている場合は、個人事業主となります。廃業する割合の高い個人事業主は、正社員に比べてローンを組みにくい傾向があります。ただし、安定した収入があることを示せる場合が、審査に通る可能性が高くなるでしょう。
1-3. 給与の支払われ方によって異なる
給与の支払われ方によっても、ローンの審査における金融機関からの評価は変わります。
チャットレディの給与の支払われ方は、歩合給と固定給の2種類です。
歩合給の場合、金融機関の審査担当者から見ると、収入が不安定だと認識されます。頑張れば頑張った分だけ稼げることが歩合給の魅力ですが、ローンの返済に不安が付き纏う以上、ローンを組む際は不利にならざるを得ません。
固定給は給与の上限が低く設定されていることもあり、チャットレディとしての収入は低くなるでしょう。ただし、毎月確実な収入が約束されていることから、継続的なローンの返済が見込めるとして、審査に通りやすくなります。
1-4. 勤続期間の長さによって異なる
勤続期間の長さも、ローンの審査の判断材料となります。勤続期間が長ければ長いほど、今後も安定した収入があるという印象を金融機関に与えられます。そのため、ローンの審査の申し込みは、最低でも勤続期間が半年以上になったときに行いましょう。
ただし、審査の申し込み時に虚偽の内容を申請することはNGです。もし申し込み内容に嘘があることがバレた場合は、審査に通る可能性が低くなります。
2. チャットレディがローンを組むときに必須となる条件は?
それぞれの金融機関が設けている審査基準を満たせば、チャットレディがローンを組むことは可能です。ただし、どこでローンを組む場合でも、必ずクリアしなければならない条件が存在します。
金融機関の審査でまず行われることは、個人信用情報のチェックです。過去に支払いの遅延などがあると、その事故情報が個人信用情報に登録され、ブラックリストに載っている状況となります。そのため、事故情報があるときは、審査に落ちることがほとんどです。
ローンを組む際は、返済能力があることが前提となります。そのため、安定した収入があると金融機関が判断しなければ、審査に通ることは難しいでしょう。
未成年者は親権者や後見人の同意なく法律行為を行えず、また未成年者が行った法律行為は取り消すことが認められています。そのため、ほとんどの金融機関では20歳以上にならなければローンを組むことはできません。
3. チャットレディがカードローンを組みやすくするためのコツを紹介
さまざまな種類の中でも、カードローンはチャットレディでも借りられる可能性が高いローンです。審査に通るためのコツを心得ておけば、スムーズにカードローンを借りられるでしょう。
ここでは、チャットレディがカードローンを組みやすくするためのコツを2つ紹介します。
3-1. 希望融資額を高めにしすぎないこと
チャットレディという職業の性質上、毎月の収入は不安定になりがちです。金融機関による審査の際は「借りたお金を全額を返済できるか」「継続的に返済できるか」が重視されます。そのため、希望融資額が高くなれば高くなるほど、審査の目は厳しくなるでしょう。
適切な融資額がいくらなのかは、金融機関の審査基準や個々の収入によって変わるため、一概に言えません。しかし、これまでの収入を考慮すれば、無理なく返済できる金額がどの程度になのか、おおよその見当を付けることは可能です。
自分が必要とする金額と、無理なく返済できる金額をすり合わせたうえで、希望融資額を決定するようにしてください。
3-2. 配偶者がいる場合は専業主婦で申し込むこと
配偶者がいる場合は、専業主婦としてカードローンを申し込む方が、審査に通りやすくなる可能性があります。審査時に配偶者に返済能力があると判断されることが条件となりますが、チャットレディとして申し込むよりも、好条件で借り入れられる場合があります。
また、専業主婦として申し込む場合は、勤務先が存在しないことから在籍確認が行われることはありません。配偶者や勤務先に金融機関から確認の連絡が入ることはないため、カードローンの申し込みからチャットレディであることがバレる心配もないでしょう。
4. チャットレディがローンを申し込むときの注意点
チャットレディがローンを申し込むときは、注意しなければならないことが2点あります。
4-1.本人確認書類が最新の状態である
ローンの申し込みで提出する本人確認書類の情報は、最新の状態であることが必須です。身分証明書に不備があるようでは、審査担当者から疑いの目で見られてしまいます。転居などで書類に記載されている住所と現住所が一致しない場合は、早急に住所変更の手続きを行いましょう。
4-2.申し込み時の記入ミスに気を付ける
申し込み時の記入ミスは、虚偽の情報を記載したと認識される場合があります。嘘をつくつもりが全くなかったとしても、詐欺だと判断される恐れがあるため、申し込み書類の記入内容には細部まで気を配りましょう。
正確な情報の本人確認書類を提出する・正しい内容で申し込むという2点に注意すれば、ローンの審査に通る確率はグッと高くなります。
チャットレディがローンの審査を申し込むときは「審査基準を満たしているか」「申し込み内容に不備がないか」をよく確認しましょう。
まとめ
チャットレディは収入が不安定になりやすいため、一般的な職業に比べてローンを借りるハードルは高くなりがちです。しかし、ローンの種類や雇用形態など、様々なポイントをクリアできれば、全く可能性がないわけではありません。
ローンを借りるための審査では、返済能力の有無が重視されます。そのため、ローンの申し込みでは、確かな返済能力を示した上で、必要な手続きをミスなく行うことが大切です。そうすれば、チャットレディという収入が不安定な職業でも、希望のローンを借りられる確率が高くなるでしょう。