人と話す仕事には、当然ながら向いている人と向いていない人がいます。人と話すことが好きな人、コミュニケーションスキルが高い人は、好みやスキルに合う仕事を見つけられれば、効率良く働けるでしょう。
人と話す仕事、人に関わることの多い仕事には、さまざまな職種があります。不特定多数の人と話す職種もあれば、特定のサービス利用者のみと関わる職種など、話す相手も職種によってさまざまです。
今回は、人と話す仕事に向いている人や人と話すことが多い仕事の種類を紹介します。自分の好みやスキルに合う仕事が見つけて、楽しく働きましょう。
1.人と話す仕事が向いている人は?
当然ながら人と話すことが得意な人は、人と話す仕事が向いています。話すことが得意という素質を活かせば、職場やお客さんから高い評価を得ることもできるでしょう。
以下の特徴に当てはまる人は、人と話す仕事が向いている可能性があります。現在、事務などあまり人と話さない仕事に就いているなら、自分の素質を活かすために転職を検討してみてはいかがでしょうか。
1-1.人見知りをしない
人見知りせずに、会ったばかりの人ともすぐに仲良くなれる人は、人と話す仕事に向いている人です。人と話す仕事に就くなら、人見知りしないことは最低限の条件として求められるでしょう。
1-2.いろいろなタイプの友達がいる
仕事で人と関わる場合には、自分の好きなタイプや特定の人を選ぶことはできません。そのため、さまざまなタイプと仲良くなれる柔軟性や自分とは違う人を受け入れる懐の広さが必要です。
1-3.積極的・自主的な性格をしている
人と接する仕事をするなら、自分から関わっていく積極性や自分から動ける自主性も大切です。接客では気後れしたお客さんにこちらから話しかけることが必要となり、取引やプレゼンテーションでは自ら発信し、まわりを引っ張っていく能力を求められます。
1-4.あまり落ち込むことがない
他人と関わる仕事では、どうしても嫌な思いをすることや傷つくことが多くなります。相手から理不尽な扱いを受けることもあるでしょう。嫌なことがあった時に毎回落ち込んでいては、仕事をこなすことが困難になってしまいます。
1-5.嫌な感情を表に出さない
仕事中には、お客さんから理不尽な文句を言われても、嫌な顔をせずに対応することが求められます。また、プライベートで悪いことがあっても、仕事中は切り替えて明るく爽やかに人と接する必要があります。
2.【仕事内容&働くメリット】人と話す仕事8選!
人と話す仕事といっても、前述したようにその職種はさまざまです。数ある職種の中から自分に向いている職種を把握し選ぶことが、長く勤めるための秘訣であり、仕事を楽しむためのコツでもあります。
ここでは、人と話すことが多い職種と各職種の仕事内容、職種におけるメリットを紹介します。
2-1.企業の営業
企業の営業職は、法人向けと個人向けの仕事があります。どちらも商品やサービスを売り込む仕事で、人と話すことが好きな人にピッタリの仕事です。
ただ話すだけではなく、顧客のニーズに寄り添い商品を提案できる能力や共感力の高さも求められます。顧客との関係は深く、長い付き合いになることもあるため、じっくり人間関係を育みたい人におすすめです。
2-2.アパレルや雑貨店の販売員
アパレルや雑貨店などの販売スタッフは、さまざまなお客さんとの出会いに満ち溢れており、多くの人と話をして、刺激ある毎日を送りたい人向けの接客業です。
販売員の仕事には、レジ打ちや商品管理、電話対応などが含まれます。職場によっては残業が多かったり、作業量が多かったりする職場もあるため、転職する際は職場環境を慎重に見極める必要があります。
2-3.企業や病院の受付
企業やホテル、病院などの受付も人と話す機会の多い仕事です。厳しい接客マナーや外国語など、ハイレベルなスキルを求められることが多くなります。病院では医療事務などの資格や知識、ホテルでは外国語スキルなどが必要となります。
受付は組織の顔であり、イメージに合った容姿も求められることがあります。また、会社の受付は女性社員が多いため、男性が働くことは難しいでしょう。
2-4.カフェや飲食店の店員
カフェや飲食店のホールスタッフも接客がメインの仕事です。店舗によっては簡単な調理や材料の発注など、裏方の仕事もあります。未経験者歓迎の求人が多く、アルバイトやパートでも働きやすく、学生にも人気の仕事です。
職場によっては、社割やまかないなど、お店の料理を安く食べられるシステムのある職場も存在します。そのため、食費を浮かせたい人や働くお店のメニューが好きな人にもおすすめです。
2-5.ゴルフ場のキャディ
ゴルフ場のキャディは、人と話すことが好きであることに加え、健康的に働きたい人に向いています。広々としたゴルフコースにお客さんと一緒に出て、大自然の中でパワフルに働けます。
キャディの仕事は、プレイヤーの荷物運びやカートの運転、プレイ中のクラブの手渡しなどと、体力的にハードな内容が含まれます。プロの大会などでは男性キャディも見かけますが、一般的なゴルフ場では女性がメインの仕事です。
2-6.ナイトワークのキャスト
ナイトワークのキャストも、女性のための仕事です。仕事中は、お酒をお客様に提供し、会話を楽しんでもらいます。アルコールを扱う仕事であるため、応募資格18歳以上の求人が多くなります。
時給が高く、ドリンクバックなど自分の頑張り次第では上乗せされる歩合給が充実しています。そのため、人と話すことが好きで、お金を稼ぎたい女性におすすめの仕事です。
2-7.老人ホームやデイサービスでの介護職員
老人ホームやデイサービスなどの介護職も、人と話すことや関わりの多い仕事です。介護サービスを受ける人はもちろん、介護者の家族とも接する機会があります。
食事などの介助や身の回りの世話をするため、体力があり、人の役に立ちたい人や相手の気持ちになって考えられる人に向いています。高齢化社会が進む現代では、今後も需要が見込めるため、正社員としても安心して働ける職種です。
2-8.コールセンターのオペレーター
コールセンターのオペレーターは、電話で人と話す仕事です。サービスの案内をしたりお客さんからの注文や質問を受けたりします。クレームの電話を受けることも多いため、お客さんからの怒鳴り声や無理難題でめげない強いメンタルが必要です。
座って電話するだけのため、体力のない人でも安心して働けます。コールセンターではシフト制が多く採用されており、土日休みは少ない傾向にあります。
3.人と話す仕事をしたい人は「チャットレディ」がおすすめ!
人と話す仕事をしたい人には、チャットレディもおすすめです。チャットレディはネットを経由してパソコンやスマホの画面越しにお客さんと話をする仕事です。
勤務形態は通勤または在宅から選べます。また、仕事をするタイミングも、自由出勤制を採用している事務所が多く、時間に融通が利きやすい点が特徴です。
人と話すことが好きな人は、プライベートの時間がもっと欲しいという方は、チャットレディの仕事もチェックしておきましょう。
3-1.人と会話することが仕事のチャットレディのメリット
チャットレディは、人と会話する仕事ですが、お客さんと直接触れ合うことがありません。前述したように、WEBカメラを使用し画面越しにやり取りをするだけです。
そのため、ナイトワークのように、体に触られるリスクもありません。また、在宅でも通勤でも働けて、在宅ならば通勤にかかる時間を省くこともできます。
通勤は1人1室利用でき、自分のペースで働くことが可能です。スタッフ常駐のオフィスなら、困った時も相談しやすく安心して働けます。
チャットレディの仕事は画面越しの会話だけですが、意外としっかり稼ぐことができます。報酬は出来高制であり、時給換算で平均5,000円程度と高額です。得意な会話で男性と楽しく過ごし、お金がもらえるため、一石二鳥の仕事と言えるでしょう。
まとめ
人と話すことが好きな人や得意な人は、人と関わる機会の多い仕事に就くと活躍する機会に恵まれます。取引先とのやり取りや接客、介護など、候補となる職種はさまざまです。
人と話す仕事をしたいけど時間が取れない、自宅から出られないという人にはチャットレディの仕事もおすすめです。チャットレディならば、自宅で決まった時間だけ働く、という働き方もあります。
人と話す仕事にもキツイ面や辛い面はありますが、もともと向いている人ならば、乗り越えることも不可能ではありません。希望条件や好きな接客方法などを吟味して、自分らしく頑張れる仕事を選びましょう。