さまざまな事情からシングルマザーになったとしても、恋愛をしたいと考える女性は多いです。しかし、シングルマザーは子育てや仕事に忙しく恋愛に時間を割くのは難しいです。そんなときに、婚活アプリの利用を考えることもるでしょう。そこで、この記事では実際に婚活アプリを使ったシングルマザーの体験談をご紹介していきます。婚活アプリを使った恋愛の成功例だけではなく、失敗例もあるのでぜひ参考にしてください。
目次
シングルマザーの婚活アプリ体験談①
最初にご紹介する体験談は、シングルマザーが婚活アプリを使って成功した例です。
婚活アプリを使ったきっかけ
私は未婚の母として子どもと二人で生活してきました。そんな中、子どもが大きくなっていくにつれて「もしいい人がいれば…」と考えていました。そんな時に知り合いが婚活アプリでいい人に出会ったと聞いたので、私も気軽な気持ちで始めたのがきっかけです。
新聞社勤務の男性との出会い
私が婚活アプリで出会ったのは、とある新聞社に勤める５歳年上の男性。シングルマザーということも最初に伝えていて、いつも彼は「ゆっくり無理のないペースで俺を知っていって」と言ってくれていました。
デートの時はいろいろなお互いの興味のある場所や食べ物を提案しあって、楽しい時間を過ごせました。私が彼に内緒で写メを撮ると「ずるいな」と笑って仕返しをしてきたり、高校生みたいな冗談を言い合ったりして、とても仲良く過ごしました。
彼は、私との関係を進めるために答えを迫ってくることはありませんでした。私は、彼が今後どう思っているのか知りたくて聞いたところ、「俺は君の気持ちを聞くまでは、なにも言わない。君が決めたらいいよ。」と言われました。その彼の答えは私への好意を感じるものでしたが、私は元旦那と別れてから、自分の「好き」という感情が鈍くなっており考えてもわかりませんでした。
でも、彼ももう結婚適齢期なので私がのんびりしていたり中途半端な行動をすることは、彼の人生の貴重な時間を奪うことです。私は好きかわからないことを伝えて、彼とはそれから一切連絡をとりませんでした。優しい彼でしたから「俺の力不足だから、それで正しいと思うよ」と言ってくれ、本当にとてもいい人に出会えたと思っています。
婚活アプリで出会い再婚
私は、婚活アプリでもうひとりの男性に出会いました。彼は、１歳下の某車メーカーの整備士。
婚活アプリのプロフィール写真は第一印象としてとても重要なのに、彼は寝ぐせで室内着姿だったのがとても印象的でした。
「本当にこの人、出会い求めてるのかな？」と不思議と印象に残り、連絡を取り始めました。彼はとても気さくに返事もしてくれ、かわいい印象でした。そんな彼と連絡をとってしばらくしてたまたま仕事の休みがかぶったので、駅近くの喫茶店でお茶をすることになりました。
待ち合わせ時間に現れたのは、身長180cmをこえる顔の整った男性。私と目が合ったときに、とても人懐っこい笑顔で話しかけてきました。いい意味で「こんな人と連絡を取って仲良くしていたとは…」と急に緊張しました。
それから子どもが小学校から帰ってくるまでの時間、ずっと喫茶店で身の上話や趣味などたくさんの話をしていました。振り返ると、緊張をごまかそうとして私がしゃべりすぎていたように思います。ですが、彼は「うんうん、それで？」ととても興味津々な表情で話しを聞いてくれていました。
そろそろ帰ろうかと思っていると「もう子どもさん帰ってこられますよね？帰りましょうか」と声をかけてくれました。しかも雨が降っていたので、傘をさして車のドアを開けてくれたりとレディファーストが徹底されていました。なんて気遣いのできる男性なんだろうと思い、とても魅力的に感じました。
そして近所まで送ってもらい、お礼を言って家に帰ろうと思ったとき彼が「ちょっと待ってください」と言いました。そして渡されたのは、子どもが遊べるおもちゃ。彼は「今日私は子どもさんにママとの時間を分けてもらったので、そのお礼として子どもさんに渡してください」と言ってくれました。
こんな心の優しい人は見たことがありませんでした。それからもデートを重ねて、付き合ってほしいと言われていました。年下ということもあって、私はシングルマザーであることのデメリットやこれから想定される苦悩などをきちんと説明しました。それを聞いても彼は「私はあなたと結婚したいです。何年も待ってでももいいから」と言ってくれました。
そして今、私は彼と再婚して３人仲良く暮らしています。振り返ると、本当に婚活アプリをしていてよかったと思っています。
シングルマザーの婚活アプリ体験談②
次にご紹介する体験談は、婚活アプリを使って失敗をした例です。
婚活アプリを使ったきっかけ
私は未婚のシングルマザーで、看護師をしています。夜勤のときには、実家へ子どもを預けて仕事に行く多忙な生活を続けていました。ある時知り合いが婚活アプリで知り合った人と結婚したと聞いて、私も始めてみたのがきっかけでした。たくさんの人に会ったのですが、今回はその中でも私が失敗した体験談を書いていきます。
友人自慢のネガティブ男性
相手は20歳代の飲食店に勤める会社員で、同じ市内に住んでいる男性でした。彼はマッチングアプリでとても誠実そうな対応で、マメに連絡も返してくれました。もちろん最初にシングルマザーであることは伝えていましたし、彼は「子どもさんも含めて向き合っていきたい」と言ってくれていました。
私はそれでも子どもを会わせることは心配だったので、１年程は会わせないつもりでした。
連絡を取り始めて３カ月、そろそろ１度会ってみませんかと誘ってもらい子ども抜きでデートをすることになりました。
第一印象はとても好青年でなにも言うことはありませんでした。しかし、話していくと「僕の友達は～」「僕の知り合いの友達は～」など他人の話しかしません。私としては彼自身の話を聞きたいので「あなたのことを教えて？」というと、「えーっと…あんまり僕は話せることはないかな…今までたいしたこともしてきてないし…どうしよっかな困ったな」と言い出し、それから無口になりました。
私は優しい人とは思いましたが、魅力に欠ける人で突き詰めていくとだんだんと中身のない人とわかってきました。なによりも気概がないのです。あの最初に言ってくれていた「子どもさんも含めて向き合っていきたい」は、どこへいったのやら。そして話していくうちに「僕、自信がなくなっちゃったなあ。」など言い始めたので、早々にけりを付けて帰りました。
子どもとの時間を犠牲にしてまで会うべき相手なのかをもう少し考えるべきでした。
大ウソつきの依存男性
私は婚活アプリで出会った彼氏がいたこともあります。この彼とは、遠距離恋愛でした。仕事は公務員で、付き合って１年半ほど経ったので子どもと３人で一緒に出掛けたりもしていました。
あるとき彼からプロポーズされて、婚約指輪を渡されました。しかし私はまだ彼の親に会ったことがありませんでした。そこで、「嬉しいけど私もシングルマザーだから、あなたの親御さんに会わないと返事ができないかな…」と言うと彼は「わかった」と言って、すぐにあいさつの段取りをつけ始めました。
子どもは彼にも懐いていたので、そこまで不安には思っていませんでしたが唯一相手の親が気になりました。そしてあいさつに行く当日。私が新幹線に乗ろうとした直前に彼から電話があり、「ごめん両親とも仕事になった」とのことでした。
よくよく話を聞いてみると、彼は今日私があいさつに行く事を親に伝えていなかったのです。
私は怒りましたが、済んでしまった話なので次はきちんと話してもらうことを約束しました。ある時、彼がとうとう私の事を親に話したと聞きました。すると反対されたとのことで、「もう家からも出してもらえないんだ」「電話も聞かれているかもしれない」と訴えられました。
でも、そこまで親に束縛される必要があるのかと思いました。ちょっと異常さも感じましたが、彼ともう一度会う約束をなんとかつけました。そして彼に話を聞くと、実はバツイチ子持ちだったのです。私は付き合う前にきちんと婚姻歴のことは訪ねて、「結婚したことはない」と言っていました。
これだけもの間、嘘をついていた彼は「だって嫌われたくなかったから…」「俺もう頑張れない…親のいないところでは不安なんだよ」と最後に私に訴えました。
それから私はこの男性とは別れましたが、しばらくすると「やっぱり考え直したから結婚してほしい」と何度もアプローチをうけました。家の前に立っていることもあり、ストーカー気質があったのだと思います。今考えると、本当に恐ろしい人だったんだなと感じています。その後、引っ越しをしたので今は安心して生活しています。
婚活アプリを使ったことは後悔していませんが、もう少し人を見れるとよかったなと思っています。
シングルマザーの婚活アプリ体験談③
最後にご紹介する体験談は、婚活アプリで失敗も成功もしている人のお話です。
子どもへの理解がない男性の見分け方
婚活アプリを使って会う約束をしようとすると、シングルマザーは仕事家事育児と忙しく、土日は子どもの予定に合わせることも多いですね。男性は早く会いたいと思うあまり「いつ会える？」「早く会いたい」と言われていざ約束をしようとしても、なかなか予定が合わない時もありました。
焦らしているわけでもなく、本当に予定が空いてないのですがあまり会えないとわかると、メッセージも途絶えてしまうこともありました。その時は正直辛かったです。でもそんな人は、付き合うことになっても、子どもがいることに本当に理解がないと思われるので、この段階で分かってよかったと今では思います。
お酒好きな男性との出会い
自分にも子どもがいるけれど、離れて暮らしているのでほとんど会わないという男性がいました。この男性はとっても優しく、自分の子どもにできない分私の子どもにお菓子を買ってくれました。デートのたびに「留守番してる子に渡してあげて」と言われるとなんて優しい人なんだろうといいパパになりそうだなと思っていたのです。ある日夜中に電話がなりました。
明らかに酔っ払っている様子で、私の名前を連呼します。一度は寝ぼけていたのかと思ったのですが、頻繁に夜中の酔っ払い電話がかかってくるので、着信拒否をしました。普段は優しい人なのですが、酒癖の悪さは直しようがないので残念ながらその後連絡はとりませんでした。
運命の出会いとなった男性
やっぱりアプリでの出会いはいい人がいないのかと、諦めかけていた時に出会ったのが、今の彼です。メッセージのやりとりで盛り上がり早い段階で会う約束をしました。正直タイプではなかったのですが、たまたま読んだ本で「運命の人は最初はなんとも思わない人が多い」と書いてあったのでとりあえず会ってみました。
彼の方は写真の私に一目惚れだったようで猛アプローチしてくれました。こんなに言ってくれるならと、熱意に押される形でお付き合いが始まりました。お付き合いして半年ほど、私のことはもちろん子どもたちも大切にしてくれています。
婚活アプリの良いところ
私は、婚活アプリで数々の男性と会いお付き合いしてきました。一つ言えるのは、一定数変な人はいますが運命の人とも会えることです。婚活アプリはお互いのプロフィールをしっかりと書けるので、知り合う前からある程度の合う合わないはわかります。会う前に相手のことがわかるのは、忙しいシングルマザーにはぴったりだと思います。あなたにも、運命の人との出会いがあることを願っています。
まとめ
ここまで、婚活アプリを使った3人のシングルマザーの体験談をご紹介してきました。シングルマザーが恋愛をしたいと考えたときに、婚活アプリは便利なものです。しかし、婚活アプリに限らず恋愛に失敗はつきものです。相手がある以上は、自分の思うとおりにはいかないのが恋愛です。婚活アプリの利用をしても、「失敗もあるかもしれない」ことを理解して使うとよいでしょう。この記事でご紹介した体験談を参考にしていただき、婚活アプリを使うかどうかを考えてみてください。
