自分の収入だけが頼りの生活で、とにかく仕事をしなくちゃと頑張っているシングルマザーは多いです。 しかし、これから成長していく子供にかかるお金をかんがえると、もっと頑張って収入を上げたいと考えている人も少なくないでしょう。もっと時給が高ければなんて思う人は多いでしょう。この記事では、収入を増やしたいと考えていく中で、時給が良い派遣社員に興味を持ったシングルマザーに知って欲しい情報をお届けしていきます。
目次
派遣社員の働き方とは
派遣社員の働き方は正社員やパート・アルバイトとは違い、派遣会社に登録をして派遣先の企業に勤めるという就労形態です。そのため、派遣先の企業は雇い主ではありません。雇い主は派遣会社になるため、保育園や学童などに出す証明書は、派遣会社に記載してもらわなければなりません。
通常は、3ヶ月ごとに契約更新をおこなう形での就労が多いです。また、派遣法の定めにより同一の派遣先には、3年以上就労できないことになっています。
派遣と正社員はどちらが働きやすいのか
派遣社員はローンが組めない、クレジットカードが作れないといわれているので避けている人も多いと思います。しかし、そんなことはありません。派遣でもローンを組めますし、クレジットカードも作れます。
ただし、働いて1ヶ月以内は難しい場合もあるので、急ぎでなければ数ヶ月の就労後にローンを組んだり、カードを作ったりしたほうが良いでしょう。このように、派遣社員だからといって社会的信用がなくなるわけではないので安心してください。
しかし、派遣社員はデメリットも多いです。そのため、長期的に働くにはあまりおすすめできません。派遣社員の働きやすさは、子育て中限定と考えましょう。
派遣は直接雇用のスタッフのサポート
派遣社員は、派遣先企業に直接雇用されているスタッフのサポートをすることが多いです。そのため、大きな責任を負うことはありません。残業もできるときだけで良く、基本的に定時で帰ることができます。派遣先企業によっては、遅い時間からの出社や時短勤務も可能で、子育て中のシングルマザーには時間の自由度があるので働きやすいでしょう。
しかし、派遣先によって求められることが違うので注意が必要です。工場は直接雇用のスタッフの負担軽減が目的なので、工程の中の大変な部分を担当することが多くなります。事務の場合はエキスパートと思われることもあり、負担の重たい仕事を割り振られるなど聞いていた話と違うことも多いです。そのようなときは、派遣会社の担当に話をし、改善を図ってもらえないか検討してもらうことができます。
しかし、派遣会社の担当によって対応もさまざまなので全く力になってくれないことも多いです。派遣会社によっても違ってくるので、派遣社員の働きやすさは派遣会社・担当によっても左右される面が強いです。
正社員は福利厚生が魅力
正社員の大きな魅力は福利厚生がしっかりとしていることにあります。通常であれば入社した日から社会保険に加入できます。雇用保険の手続きも速やかにおこなってくれるので、安心感が高いです。正社員で雇用されたからには、会社側から自由に退職をさせることができないので、雇用の安定も大きなポイントといえます。
ボーナスや各種手当てなど、正社員でなければ受け取れないものも多いです。特に派遣社員は交通費が支払われないため負担が大きく、交通費支給に魅力を感じる人も多いでしょう。長い目で見ると安心と安定がある正社員は、生活を整えやすい働き方といえます。
派遣社員で働くメリット
子育て中のシングルマザーにとって、働きやすい派遣社員のメリットは時間の自由度だけではありません。ここから、詳しく見ていきましょう。職種によっては時給が高い
派遣社員と一口にいっても、いろいろな分野の職種があります。そして、いずれの職種であっても全体的に時給が高めです。金額だけで単純に比較すると、正社員やパートよりも時給が良い職種もあります。
長期働くことで保険の加入、有給休暇取得も可能
長期の就労の可能性がある場合は2か月経過後に保険加入ができ、自分で申請しなければなりませんが子どもの同時加入も可能です。就労開始日から6ヶ月後に条件に応じた有給休暇の取得もでき、長く働けば福利厚生も整ってきます。
パソコン技術など就労に役に立つ無料講座を受けられる
シングルマザーに特におすすめできるポイントが、パソコンなどの講座が無料で受けられることです。大抵の派遣会社では、WordやExcelを働きながら学ぶことができます。ウエブ講座やeラーニングなので子育ての合間にも勉強しやすいです。
今は多くの職種で、パソコンは必須となっているので、スキルを得ることで職業選びの選択肢が広がります。パソコンの技術だけではなく、ビジネスマナーの講座が学べる派遣会社もあり働きながらステップアップが可能です。
派遣先との難しいやりとりは派遣会社がおこなってくれることも
就労している中で急な体調不良で長期休む必要がある場合など、派遣先に言いにくいことが出てくることもあります。言いにくいことであっても、もちろん派遣会社に連絡をしなければなりません。しかし、派遣先には派遣会社から話をしてもらえることが多いです。
派遣先で困ったことがあれば相談できる
最近は少なくなっているようですが、まだまだ派遣社員に対する扱いや対応が良くない企業もあります。そのような困ったことがあったときも、派遣会社に相談することができます。
派遣社員で働くデメリット
子どもを育てていかなければならない、シングルマザーにとってリスクはないに越したことはありません。しかし派遣社員はメリットもありますが、デメリットも多くリスクの高いといえる面もあります。ここから、デメリットについて紹介していきますので、派遣社員で働こうと考えている人はしっかり理解したうえで決めてください
希望の職種を紹介されないこともある
希望する職種に対して、無資格・未経験で申し込んだ場合は紹介してもらえないことも多いです。また、経験があるからと希望ではない職種を紹介されたり、仕事がわかりやすく覚えやすい軽作業を紹介されたりすることもあります。登録だけさせて、連絡を一切してこない派遣会社もあるため、登録しても必ず仕事を紹介してもらえるわけではない点に注意が必要です。
派遣で働くことの最大のデメリットは、就労がなかなか安定しないことにあります。仕事が終了したときに次が見つからないことや、業務の関係で派遣社員の必要がなくなったと契約を切られてしまうことも少なくありません。 派遣社員はあくまでもサポート的役割を担うので、忙しくないときは早退させられることもあります。出勤した直後に「帰っていいよ」と言われた経験のある人もいます。いつ仕事がなくなってしまうのかの不安や、次の仕事が見つかるかを心配しながら働かなければなりません。 派遣社員で働いていると派遣先、派遣元などの人間関係が難しいです。派遣元の担当が忙しいからと、連絡をくれないこともあります。派遣先でもタイムカードの管理や休日の報告などの説明がないなど、しっかりと受け入れ体制が整っていないことも多いです。 派遣で就労を安定させるのは困難です。しかし、ここまでご紹介してきたとおり、派遣社員で働くと時間の余裕がつきやすいので、派遣会社のおこなう無料パソコン講座や、資格の勉強などをするメリットもあります。派遣会社で働くことのメリットを最大限に利用してステップアップを目指しましょう。派遣でシングルマザーが働くときは次を、見据えながら働いていくことが大事です。人間関係が難しい
派遣で就労安定は困難、ステップアップとして使うのがベスト