「私、モデルやってます!」
「スポットライトを浴びてランウェイを歩く」
モデルの仕事というと、このような、キラキラした仕事をイメージするのではないでしょうか?
しかし、モデルの仕事は1つではありません。
モデルといっても活躍する場所は様々で、必要とされる人材もその種類によって変わってきます。
そこで今回は、モデルの種類とそのお仕事内容について詳しく説明します。
目次
1.モデルの仕事とは
モデルの仕事で1番初めに思い浮かぶのは「雑誌モデル」ではないでしょうか。モデルとはブランドのイメージとして広告や被写体、ショーへ出演をする人の事を言います。
雑誌のモデルはプロのモデルや読者モデルと種類があることがわかりますが、どちらもスタイルや顔立ちが重要になってくるため、ハードルが高いイメージがあるでしょう。
しかし、もっと気軽にできるモデルのお仕事もあります。
1-1.プロのモデルと一般人のモデルの違い
職業としてのモデルの仕事は、雑誌の専属モデルやファッションショー、TV出演など幅広いです。このようなモデル仕事は、一般的に衣装のPRを兼ねています。
そのため、特徴としては170㎝以上の高身長やスタイルの良さが求められます。
プロのモデルは常にスタイルをキープするためにトレーニングやメンテナンスが必要となるとこも特徴として挙げられます。
一方で読者モデルなどの一般モデルは、職業は別にあるがアルバイトとしてモデル活動を行っている人のことを意味します。
プロのモデルと違ってアルバイトなので、給料の保証はなく副業やアルバイトとしての収入しか見込めません。ルックスやスタイルが良ければ良いほど多くの仕事をもらえる可能性はあるものの、安定して仕事をもらえるわけではないので、本格的に稼ぐことができない場合もあります。
ただし、読者モデルであってもSNS等で人気が出ることがあります。この場合はプロのモデルと同じように、またはそれ以上に活躍することもある夢のある仕事です。
読者モデルからプロのモデルに転身する方も多いので、モデルを目指している方は読者モデルから活動をはじめることもおすすめです。
1-2.モデルの種類とは?
モデルは雑誌に掲載されたり、ファッションショーをあるくモデルだけではありません。
顔を売る仕事から、身体のパーツを売る仕事とその種類は様々です。
「ファッションモデル」「コマーシャルモデル」「パーツモデル」など、一口にいってもその種類は数多く、様々な働き方があります。ここからは、モデルの種類とその特徴、求められる要素をご紹介します。
2.主なモデルの9種類
先述したように、モデルの種類は大きく分けて3種類です。その3種類の中にも種類があり、種類によっては働き方も収入も大きく変化します。
詳しく仕事の特徴を見ていきましょう。
2-1.ファッションモデル
最も良く知られるモデルの仕事です。
ファッションモデルの仕事は主に、海外・国内のファッションブランドやコスメブランドなどの衣装やアクセサリーを身につけて最新の商品をPRする仕事です。
他にも実際に衣装を着用してランウェイを歩くファッションショーに出演することや、そのブランドのイメージモデルとして広告や雑誌の被写体をしたりもします。ブランドの洋服や靴、バッグなどを着こなすことでマネキンでは伝えられない商品の魅力を伝える仕事でもあります。
さらに、高身長や抜群のスタイル、整った顔立ちが必要とされるのが特徴です。
プロのファッションモデルとして仕事を獲得するには、事務所に所属する必要があります。
事務所に所属するにはスカウトされるのを待つか、自分からオーディション等に挑戦する方法があります。
収入は、歩合制であることが多く知名度が高ければ高いほどギャラがアップします。
所属しないで活動する場合は読者モデルとしてモデル活動をすることができますが、収入はプロのモデルに比べたら安定せず稼ぐことは難しくなります。
ファッションモデルはブランドの広告塔のような役割を担うため、常に完璧なプロポーションを保つ必要があります。しかし、努力をして人気になれば、女優に転身するなど新たな仕事に挑戦することも夢ではありません。
2-2.コマーシャルモデル
コマーシャルモデルは、主にテレビのコマーシャルやポスターのモデル、企業の配布するカタログの被写体モデルとして活動するモデルです。先のファッションモデルとは違い、華やかな世界ではないので名前も知られないようなモデルも多いです。
毎日何気なく見ているようなモデルが、このコマーシャルモデルにあたります。少し地味な印象を受けますが、依頼を受ける企業のブランドイメージや商品イメージを担う存在です。
そのため、ファッションモデルと同じようにプロポーションや肌の調子を保つ努力が必要です。
このモデルの特徴は、年齢層が広いことです。コマーシャルにはそのブランドイメージに合ったモデルが求められます。赤ちゃんからお年寄りまでコマーシャルモデルとして活動しています。
2-3.パーツモデル
パーツモデルは、身体の1部分だけをモデルとして使うモデルです。
パーツモデルの種類として、代表的なものには以下のものがあります。
手 | ハンドクリーム、アクセサリーのモデル |
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足 | ストッキング、靴のモデル |
ネイル | ネイルカタログのモデル |
目 | まつエク、まつパのモデル |
背中 | スキンケアのモデル |
尻 | スキンケアのモデル |
髪 | シャンプートリートメントのモデル |
よく手タレ、足タレと呼ばれるのがこのモデルです。1部分が特別に美しくなければならないので、モデルとして活動している部分は特別ケアをする必要があります。
パーツモデルの特徴は、モデルの部分以外は映らないことです。顔出しは苦手という方にもおすすめのモデル活動です。
2-4.絵画モデル(ヌードデッサンモデル)
絵画モデルはデザイン、水彩画、油絵を描く際にモデルをします。このモデルは着衣またはヌードでアートの対象者となります。ヌードの場合ヌードデッサンモデルと呼ばれます。
写真のモデルとは異なり一定時間静止している必要があるのが特徴です。また、絵画モデルとは異なる彫刻のモデルとなる場合は美術モデルといいます。
報酬はアマチュアモデルかプロのモデルかで変化してきます。また、着衣かヌードかによっても報酬は変化します。
2-5.撮影会モデル
撮影会モデルは、撮影を楽しむアマチュアカメラマンが集まって撮影をする撮影会で被写体をするモデルです。
ポートレートモデルとも呼ばれるモデルで、アイドルやモデル以外に学生にOLなど素人モデルも参加できるのが特徴です。すでにアイドルやモデル活動をしている方が知名度アップのために参加し、素人モデルは副業やアルバイトとしてモデル活動を行います。撮影会は様々な場所で行われるため、住まいから近いところで撮影をすることができます。
また、カメラマンがプロではないので素人モデルでも参加しやすい点も特徴です。
スケジュールや仕事の頻度は開催している事務所に依りますが、週末撮影会を開いている場所が多いです。人気モデルになってくるとリクエスト撮影など、個人での撮影も増えてきます。事務所のサポートも手厚いので、モデル初心者の方におすすめです。
2-6.イベントコンパニオン
イベントコンパニオンは依頼を受けた企業の顔として、企業とお客様の架け橋となる仕事です。
具体的な仕事内容としては、下記のようなものがあります。
- ・イベントや展示会の受付
- ・ブースでの対応
- ・サンプリングの配布
商品の使用方法の説明や、PRを行うため正しい言葉遣いと常に笑顔で対応しなければならないのが特徴です。中には、ステージに上がって自分自身が商品とともに被写体になるモデルのような仕事もあります。
基本的にはサイト等でモデル登録をし、大きなイベントに派遣されてお仕事を行います。
コンパニオンの特徴は、企業の決めた衣装を着用してイベントに参加することです。たいていはロゴの入ったその企業のイメージカラーや、ロゴが付いた衣装です。
コンパニオンをしているモデルさんを撮影しに来るカメラマンもいるので、その対応方法も重要なお仕事の1つになります。
2-7.下着モデル・水着モデル
下着モデルは、下着ブランドの販売する下着の広告業務を担うモデルのことでランジェリーモデルと呼ばれることもあります。
仕事内容は、下記のようなものがあります。
- ・下着メーカーが開催するファッションショーに参加
- ・下着メーカーのカタログ、広告のモデル
下着モデルはただ単にスタイルが良いだけではいけません。下着の形が綺麗に見えるスタイル、見栄えのいい清楚で上品なスタイルが求められる仕事であることが特徴です。
水着モデルはこの水着版にあたります。
2-8.着エロモデル
着エロモデルは、下着や水着を着用してカメラマンに指示されたポーズで撮影をするモデルです。
一般的なモデルに比べて露出度が高い仕事ですが、グラビアアイドルほどの露出やヌードになることはありません。仕事内容はイメージDVDや写真集といったアダルトコンテンツや肌着メーカーの販売する商品をPRします。
イメージDVDや写真集は、身体の際どい写真や動画が求められるのでセクシーさが必要となるモデルです。肌着メーカーの仕事はそこまでセクシーさは求められず、商品のデザインチェックや広告のモデルを担当します。
タレント志望の方やAV女優の方がこの仕事をすることが多いですが、18歳以上から応募ができて、一般の女性も応募すれば着エロモデルとして活動ができます。
報酬は日払いであることが多く、自分のペースで働くことが出来ることができることが特徴です。
2-9.コスプレ専門モデル
コスプレ専門モデルはアマチュアのカメラマンを対象に撮影会でモデルをするお仕事で、コスプレイヤーともいわれます。特徴はアニメやゲームのキャラクターなどの衣装に身を包んで撮影会の被写体をすることです。
撮影会は全国で開催され、アニメの聖地巡礼といった撮影もあります。趣味でコスプレをする方は趣味が仕事になりますし、1度の撮影会でもらえる報酬が高いのも特徴です。
撮影会の参加以外にも、コミックマーケットや同人誌販売イベントなどのイベントへの参加や販促を行うこともあります。この場合は、多くのカメラマンに囲まれて撮影される場合もあります。
撮影時のポージングなどはコスプレをしているキャラクターになりきることが求められるため、アニメやゲームへの知識が必要となってきます。個人でコスプレイヤーとして活動することもできますが、撮影会の所属モデルになると衣装を用意してくれるのもメリットです。
報酬は普通の撮影会モデルに比べて高く、イベントや撮影会ごとに支払われます。最近ではコスプレイヤーも人気になるとテレビ出演をしたりバラエティに活動をしています。
アニメやゲームが好きな方におすすめのモデル活動です。
3.モデルとして働くにあたってのおすすめポイント
モデルの仕事は自分の顔やスタイルを売っていく仕事です。そのため、スタイルのキープや仕事を獲得するための努力が必要です。
しかし、ただのアルバイトから初めても、人気者になればテレビ出演や女優への転身などをすることができる夢のある仕事でもあります。
さらにモデルは、売れれば多方向からのオファーがあり、思ってもみなかったところで有名・人気モデルになる可能性があります。売れるモデルとなれば、どの種類のモデルであっても、高収入が得られる可能性があります。世界のチッププロモデルを目指すとなると厳しい道ですが、副業としてもモデルを行うことができるため、初心者でもやる気があればすぐに始めることができます。
モデルというと、「スタイルから容姿までパーフェクトでないといけない」というイメージがあるかもしれませんが、身体の1部分だけでも自信があるところがあれば挑戦することができます。
読者モデルや下着モデルイメージモデルなど、需要は各業界にあります。
身長が足りずにモデルを諦めていた方も、ファッションモデルは難しくても、自分ができるモデル業は数多くあります。
モデルの業界に興味がある方、モデル業で高収入を得たい方は、一度自分にあったモデルを探してみましょう。今回紹介した以外でも、自分の強み・興味を満たすモデル業があるかもしれません。
目指すモデルが決まったら、自分を活かす魅せ方についても模索してみましょう。
まとめ
今回はモデルの種類を具体的に紹介してきました。一般的に知られるファッションモデルとその他のモデルの仕事内容はかなり変わってきます。仕事内容だけでなく、仕事の頻度も違い自分でどこまで活動しなければならないのかも違います。
人によって向き不向きがあるので、どのような働き方ができたら楽しくモデルとして活動ができるか、自分にあった仕事を探してみましょう。自分が不快に感じることがないよう、事前に仕事内容や活動頻度を調べておくことをおすすめします。
ぜひとも、自分の魅力を最大に活かせるモデルのお仕事を見つけてください。