「高収入バイトで稼ぎたい!」と考えている女性の中には、イベントコンパニオンに興味を持っている人も多いでしょう。ただし、「具体的にどのような仕事をするの?」「人の前に立つ仕事だけど自分にもできる?」などといった疑問もあるのではないでしょうか。

そこで今回は、高時給アルバイトとして人気あるイベントコンパニオンの仕事内容・給与相場から、イベントコンパニオンとして働くメリット・デメリットを解説します。
アルバイトに応募する際によくある質問にも回答していくため、「応募してみたい」という女性は必見です。

1.イベントコンパニオンの仕事内容とは?

イベントコンパニオンは、企業イベントや商品発表の場で、活躍する仕事です。企業・展示品・サービスの顔として業務にあたるため、正しく丁寧な言葉遣い・臨機応変な対応力・華やかな容姿や所作が求められます。

ここでは、イベントコンパニオンの仕事内容・採用基準・給与相場といった、基本的な情報を紹介します。

1-1.仕事内容と職種

イベントコンパニオンは、メーカーによる電子機器や化粧品の商品発表会・モーターショー・業界の展示会・家電量販店など様々なイベント現場で活躍します。
主な仕事内容は、企業や商品のアピール、お客さまの呼び込みで、具体的に以下のような業務を行います。

◆イベントコンパニオンの仕事内容

  • ・新商品の説明
  • ・企業ブースや受付の案内
  • ・名刺の受け取り
  • ・パンフレットやノベルティの配布
  • ・アンケート回収
  • ・参加者のステージ誘導
  • ・来場者の接客
  • ・サンプリング
  • ・ケータリング
  • ・テレビ番組のアシスタント

さらに、イベントコンパニオンは仕事内容や現場によって、異なる呼称で呼ばれるケースもあります。

○MCコンパニオン
イベント会場で司会進行・MCを行う

○ナレーターコンパニオ
商品紹介をマイクで行う

○レセプタント(パーティーコンパニオン)
フォーマルなパーティー会場やで進行・給仕を担う

○レースクイーン
モータースポーツのチームのスポンサーに所属する

○ラウンドガール
格闘技会場で登場する

1-2.採用基準

イベントコンパニオンは、企業・商品の顔となるため、採用条件に華やかでモデル並みの容姿・スタイルが採用基準となっている求人が多いようです。
しかし、顔や体型だけでイベントコンパニオンに採用されるわけではありません。

イベント会場では、商品や企業ブースの前にただ立っていれば良いというわけではなく、お客さんの呼び込みや商品の説明を、企業や商品がより映るように行う必要があります。

そのため採用の際には、正しい敬語・気品のある話し方・教養・経験・気配り・立ち姿なども考慮され、審査やオーディションが行われます。

1-3.給与相場

イベントコンパニオンの仕事では、一般的にイベントごとに単発で時給制もしくは日給制で給与が支払われます。1イベントでの給与相場は以下の通りです。

◆時給相場
1,800~2,500円

◆日給相場
10,000~20,000円

ただし、イベントの種類や仕事内容、所属するプロダクションなどによって、雇用・契約の形態や給与相場が大きく異なる点には注意が必要です。レースクイーンや企業専属のコンパニオンとなれば、企業と直接契約となるため、より多くの給与をもらえる可能性があります。

2.イベントコンパニオンのメリット・デメリット

イベントコンパニオンは、一見すると簡単にできる仕事だと思われがちですが、実際に働くにあたっては困難なことも多くあります。

ここでは、イベントコンパニオンとして働くうえで知っておきたいメリット・デメリットを3つずつ紹介します。いずれも知ったうえで、イベントコンパニオンになるか検討しましょう。

2-1.メリット

まずは、メリットについて紹介します。イベントコンパニオンとして働いた際の3つのメリットは以下の通りです。

  • ・時給が高い
  • ・コミュニケーション能力やマナーが身につく
  • ・芸能界への道が開ける

イベントコンパニオンは時給が高いだけでなく、イベント会場で多くの人と話したり、来場者や他企業の役職者に商品を売り込むためコミュニケーション能力のアップや、フォーマルな場でのマナーの習得が期待できます。

さらに、華やかな容姿が求められること・自分を魅せる仕事としての経験を積むことができることから、モデル・タレント・女優を目指す女性にも人気があります。人に見られる現場に立ち続けることで、スタイルやメイクスキルなど女子力に磨きがかかり、スカウトや芸能関係者の目に止まれば、芸能界への道が開けるケースもあります。

2-2.デメリット

どのような仕事にも、メリットがあればデメリットも存在します。イベントコンパニオンとして働く際のデメリットは以下の通りです。

  • ・露出が高いコスチュームを着る
  • ・安定して稼ぐことが難しい
  • ・忍耐力が必要

イベントコンパニオンは、ビキニやミニスカート・ショートパンツなど露出が高くセクシーな衣装を着ることが一般的です。そのため、体型を維持する努力や、自己管理が重要となります。

また、イベントごとに単発でお給料が発生するため、安定して収入を得ることが難しい仕事でもあります。また、イベントコンパニオンとして働くためには、先述した採用基準をもとにした審査・オーディションに通過するための努力が必要となります。

さらに、ハイヒールで立ちっぱなしの現場や、お客様からのクレームや辛辣な評価を笑顔で受け止めるストレスに耐えなければならないというデメリットもあります。

3.イベントコンパニオンに応募するときによくある質問2選

イベントコンパニオンへの応募は、ライバルも多く、自分が本当に採用されるのか不安や疑問を抱く女性も多くいます。

最後は、イベントコンパニオンに応募する際に、よく発生する疑問を2つ紹介します。不安要素を取り除いておけば、自分に自信を持って応募することができます。疑問は応募前に解決しておきましょう。

3-1.資格や学歴は必要ですか?

イベントコンパニオンになるために話し方や教養についても見られることから、「資格や学歴が必要なの?」という不安を抱く女性もいます。
しかし、イベントコンパニオンの登録や書類審査・オーディションにおいて資格・学歴は一切考慮されません。

いずれも、実際の面接やオーディションの際に、容姿・スタイルはもちろん、受け答え・立ち姿・気配り力などの審査基準が見られることとなります。ただし、海外からの参加者も多いイベントの場合には、語学力などが優位に働くケースがあります。

3-2.どういった応募方法がありますか?

イベントコンパニオンに応募するためには、以下のような方法があります。

◆求人誌から応募する
少数ではありますが、単発の小さなイベントや地元のキャンペーンイベントなどの求人が、求人誌・求人サイトに掲載されることがあります。ただし、小規模なイベントが多いため、経験者や高収入を稼ぎたい女性には物足りない可能性もあります。

◆派遣会社や芸能プロダクションに登録する
一般的に、イベントコンパニオンになるためには、派遣会社や芸能プロダクションに登録します。派遣会社や芸能プロダクションに所属していれば、研修を受けたり、安定して仕事を受けたりすることができます。

ただし、派遣会社や芸能プロダクションを選ぶ際は、所属するかどうかを慎重に考えましょう。プロダクションによっては、昇給が難しく、待遇が悪い可能性があります。
一方、有名なプロダクションでは、人気イベントコンパニオンになるチャンスが多く、待遇も良い傾向にありますが、それだけ選考が厳しくなります。

そのため、採用基準をクリアしていたとしても、審査やオーディションで落選してしまう可能性についても考慮しておかなければなりません。

まとめ

今回は、イベントコンパニオンになるために知っておきたい基礎的な情報を、メリット・デメリットをふまえて紹介しました。イベントコンパニオンは高収入が期待でき、芸能界など華やかな世界への道が開ける一方で、審査が厳しかったり安定性に欠けたりとデメリットも存在します。

イベントコンパニオンとなるためには、どのような応募方法であっても、外面・内面問わず磨く必要があります。イベントコンパニオンになりたい人は、当記事を参考に応募を検討してみましょう。

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