フルタイムで働くシングルマザーで、残業をしている方は多くいらっしゃいます。
しかし、実際に残業をするとなれば、退社時間が遅れるなどのデメリットが発生し、子育てや私生活に影響を及ぼしかねません。
果たして本当にシングルマザーは残業をこなし続けることができるのでしょうか。
そして、残業をこなさなければならない理由や原因とはどのようなものが挙げられるのでしょうか。
ここからはフルタイムで働くシングルマザーの残業事情についてご紹介していきます。
目次
シングルマザーで残業は現実的かどうか
シングルマザーが働く上で残業をこなすことは可能かどうかについては、育児との両立によって決まってくると考えられます。
そのため、残業時間が可能であったとしても、限られた時間の中で残業ができるでしょう。
しかし、残業の可能時間が人それぞれといっても、過度な残業時間はいけません。
では、実際にシングルマザーで残業をすることは、可能なのでしょうか。
可能な範囲は生活に支障が出ない時間まで
シングルマザーが残業を可能とする時間は限られていると考えられます。
子育てとの両立が可能であることが条件であるとすると、子どもに影響されない時間まででかつ、生活スタイルが維持できる時間帯までが限界であるでしょう。
また、保育園のお迎えや子どもが帰宅してお留守番ができる時間帯を考慮した上で、「ここまでなら働ける」という目安の時間までなら残業が可能だと思います。
仕事を優先しすぎると、子どもを危険にさらす可能性もあるため、可能な範囲の残業時間を想定しておくことが大切です。
就業時間によって残業時間の上限が変わってくる
また、就業時間によって残業時間ができるか否かが分かれるとも考えられます。
決められた拘束時間内で、始業・終業時間によっては、始業が早ければ就業時間にゆとりをもって残業時間が可能であったり、終業時間が遅ければ、残業時間を長くとることが難しいなどが挙げられます。
終業時間によっては、残業が難しい時間となる場合もあり、シングルマザーの生活環境によって残業の影響を受けることが想定されるでしょう。
法律違反の残業はNG
シングルマザーに限らずですが、法律で決められた残業時間を超過することはいけません。
会社によって、残業をすることが当たり前な会社もあり、シングルマザーとして働くには、こうした会社で働くことによって生活スタイルが崩れてしまう可能性も考えられるでしょう。
できれば残業を長くしたくないと思う人は、転職をすることで就業環境の改善してはいかがでしょうか。。
シングルマザーの残業は子どもとの時間を犠牲にすることにつながると考えられることから、親子の犠牲がなければ働けない環境で修業し続けることはおすすめできません。
メリットからわかる残業の必要性
シングルマザーが残業をする上で感じるメリットは、残業代が出ることで給与が上がったり、会社とプライベートをしっかり分けるために仕事を終わらせることができるなどが挙げられます。
残業をすることによって、残業時間分の残業代が給与に加算されることで、生計の足しとなるでしょう。
また、家に持ち帰って仕事をしたくない人は、残業を利用して仕事を終わらせることができるでしょう。
そこで、シングルマザーが残業をすることで得るメリットより、残業をすることの必要性を比較して紹介します。
給与が高くなる
毎月ごとにもらっている給与を少しでも多くもらいたいという人は、残業で給与を稼ぎたいと思うでしょう。
日々の残業時間を少しでも稼いでおいて、毎月の給与が少しでも上がるようにと工夫をしている人も多いです。
シングルマザーで限られた時間で残業を稼ぎ、生活の足しにすることは、残業のメリットではないかと感じます。
「残業時間で稼ぐ」という人も中にはいますし、残業時間は生活の経済事情を影響させるための用途として用いられているのでしょう。
仕事を持ち帰りたくない
1日のタスクが業務時間内に終わらない時、家に仕事を持ち込んで終わらせることをしたくない人は、残業時間を利用して仕事を終わらせることができます。
シングルマザーで残業が嫌だという理由から、家に仕事を持ち帰っているママも多くいますが、家で仕事をする時間を子どもと一緒に過ごしたいという人は、残業時間を少しでも利用して仕事を終わらせようとするでしょう。
1日の仕事をその日で終わらせたいという人は、残業時間を利用して終わらせることができるので、メリットとして考えても良いでしょう。
デメリットからわかる残業の不便性
シングルマザーが残業をする上で生じるデメリットは、自分の生活に支障が出たり、プライベートとの切り替えが難しいなど、生活環境のバランスが保てないことが挙げられます。
また、残業をしなければいけない社風によって、残業に縛られるデメリットも生じてしまいます。
では、シングルマザーが残業をするときに生じてしまうデメリットより、残業をこなすための不便性を紹介していきます。
生活に支障がでる
残業をすることによって、生活に支障が出てしまう可能性が考えられます。
子どもが保育園に登園していれば、残業時間によってお迎えの時間が遅くなったり、帰宅後の食事を作ることや、家事などの時間に追われるなどの影響があるでしょう。
子どもと一緒に生活を送る上で、長時間の残業は生活閑居を悪化させてしまう可能性があると思います。
長い拘束時間により仕事とプライベートの切り替えが難しくなる
長時間の残業をこなさなければいけないことで、精神的なストレスを受ける可能性があります。
ストレスを抱え込むと、プライベートと仕事との切り替えが難しくなってしまい、休日や帰宅後でも仕事のような緊張感をいだく可能性もあると考えらえます。
ストレスが原因となり、体調を崩してしまいがちになってしまう可能性もあるため、シングルマザーとして子どもの面倒を見れない状況を作ってしまう可能性もあります。
残業をすることによって、疲労感を抱く原因となるため、ストレスを抱えている場合には働き方を見直す必要があるでしょう。
残業がスキルとして認めてもらえない会社もある
また、残業をしなければ有望な人材として認めてもらえない社風を持った会社もあります。
残業を推奨しない企業が多くなってきた中でも、残業をすることで「頑張っている」という評価を持つ会社もあるでしょう。
実際に残業をしている人はとても頑張っていますが、反面残業をせずに帰ると評価を下げてしまうという姿勢は、シングルマザーにとって長く続けて働くことに難しさを抱くと思います。
まとめ:無理のない範囲での残業ならOK
シングルマザーが残業をすることは可能ですが、子育てとの両立など、生活スタイルを崩さない上限までの時間であれば問題なくこなすことが可能でしょう。
残業時間によって、家庭環境がおろそかになってしまうぐらいの就業であれば、職場改善をするべきだと感じます。
また、残業時間があまりにも長く、残業をしなければならない雰囲気を持つ職場に悩んでいる人は、転職を通じて就業環境を整える選択肢も加えてみると良いかもしれませんね。
無理をせず残業をこなし、生計の安定や生活スタイルに圧迫や影響を受けないためにも、どれくらいの時間で残業ができるかを見極めてみることも大切なことだと感じます。