シングルマザーになって、居住先も見込める「住み込み」の仕事は、仕事も住む場所も一気に決まる職業として人気です。
しかし、住み込みで働くといっても、どのような就業形態なのか想像がつかないでしょう。
そこで、シングルマザーで住み込みの仕事をしたときに感じるメリットとデメリットを紹介します。
併せて、働いている間の子どもの生活環境なども紹介しますので、住み込みを検討する情報として参考にしていただけると幸いです。
目次
シングルマザーは住み込みで働けるかどうか
いざ、住み込みの求人を探そうとしても、シングルマザーが本当に働けるかどうかは不安に思う人も多いと思います。
実際に住み込みの求人をみつけても、働き始めてからの生活をしっかり送ることができるかという疑問も生まれるでしょう。
そこで、住み込みの求人がどのような職種が多いのかを紹介していきます。
職種や業種によって、働き方や生活スタイルが違ってくるので、求人に応じた生活プランを設計しやすいので、ぜひ参考にしてみてください。
社員寮などの募集している求人
住み込みで募集をしている求人の中で、最も多い「社員寮」がある場所では、シングルマザーの入職も可能性が十分にある業態です。
母子ともに入寮ができる「ファミリー向け」の社員寮があれば、シングルマザーも入寮することが可能でしょう。
また、社員寮の中には、会社によって違いますが「家具・家電付き」の場所もあり、即日入居も対応してくれる場所があります。
すぐに入居をしたいシングルマザーには、おすすめしたい求人です。
住み込みの旅館など
「住み込み」と聞いて、思いつく求人として有名な業種が「旅館業」ではないでしょうか。
住み込みで仲居さんといったホールスタッフや、調理室の料理人を募集している場所が多いのが特徴です。
特にホールスタッフは、女性を優遇する傾向があるようです。
子どもも一緒に住み込みで住める場所であれば、すぐに仕事を見つけることができますよね。
また、子どもが入寮できる場所では、子どもを持つ家庭との親交も望めるので、子育てにとって良いコミュニティを作る環境となるでしょう。
期間工
期間が定められた雇用契約をする「期間工」の職種では、入寮施設を構える求人が多くあります。
雇用契約が定められてはいますが、契約更新をすることで長く務めることも可能でしょう。
期間工を募集している多くの企業では、独身寮だけではなく、母子寮なども併設している場所があります。
子どもと一緒に入寮できる求人場所は、シングルマザーにとってねらい目になる求人ですね。
働いている間に子どもはどうするの?
では、住み込みで働いている間、子どもはどのような生活を送るのでしょうか。
住み込みで働いている間、気になるのはやはり子どもの生活環境ですよね。
住み込みで働いている間、どのようなサービスを受けたり、子どもの年齢によってどのような生活環境となるかを紹介していきます。
指定の託児所に預ける
住み込みで働いている職場によっては、職場の中や提携している託児所を利用できるサービスがあります。
そのため、住み込みで働いている間にサービスを利用して、託児所で子どもを預けることが可能となるでしょう。
住み込み求人の中で、「託児所が利用できる」表記をしている求人があれば、子育てをバックアップしてくれる会社であると感じてママは安心して働くことができますよね。
小学校程度なら、敷地内でお留守番
子どもが小学校ぐらいの年齢であれば、一人でお留守番をさせることも検討するママが多いと思います。
住み込みで働いている間、子どもが家で留守番をしているという生活環境もおすすめです。
特に職場の施設内で住み込み場所がある場合だと、働きながらでも、同じ敷地内にいる安心感がありますよね。
万が一、子どもが何か起きた時でも、すぐに駆け付けられるので、シングルマザーのママも安心して働ける環境になるでしょう。
働きながら面倒を見てくれる優しさも
職場によって違いますが、アットホームな職場環境の就業先があります。
このような場所では、シングルマザーへの理解を示してくれる上司や同僚が多いです。
ひょんなことから、子どもがさみしくなって職場に来たとしても、ママ以外の大人が面倒を見てくれるという協力もあり、シングルマザーにとって働きやすい環境となるでしょう。
職場の従業員が子育てに協力的で理解を示してくれることは、一人で頑張っているシングルマザーの心の支えですね。
住み込みで働くメリットとデメリット
では、シングルマザーが住み込みで働くメリットとデメリットとはどのようなものが挙げられるのでしょうか。
実際に住み込みで働かなければ、わからないことも多いでしょう。
子育てを両立していく上で、住み込みだからこそわかる特有のポイントが見えてくると思います。
メリット:子どもが近くにいる安心感がある
住み込みだからこそのメリットとしては、子どもが近くにいることの安心感を持てることにあるでしょう。
住居が職場の敷地内でれば、子どもにすぐ駆け寄ることができますよね。
働きながらも、子どもを安心して生活させることが可能になると思います。
メリット:人の目が多い
入寮してからわかる住み込みのメリットは「自分以外の大人の目」があることでしょう。
住み込み先で、同じ子育てをしている大人など、同じ住居で住む大人がいることで、万が一子どもが危険な目にあったときには自分以外の大人に協力を要請できます。
シングルマザーとして一人で育ててきた分、別の大人の目がある環境はおすすめできる職場環境ではないでしょうか。
デメリット:居住先の指定が難しい
住み込みのデメリットとしては、「好みの居住先が指定できない」ことにあります。
決められた場所で入寮することが多いようで、実際に決まった場所に入居したら、建物や部屋が思っていた以上の古屋だったらと思うと、これからの生活に不安が生じますよね。
住み込みではない職場であったら、本来は自分で決めた住居を選んで入居するのとは反対に、自分の求めている生活環境に沿わない場所になると感じます。
デメリット:勤務形態が不規則
職種によって違いますが、住み込みの募集をしている求人の中にはシフト制の不規則な時間帯で働かなければならない場所があります。
子育てを両立する上で、不規則勤務だと、子どもとの時間を作ることが難しくなるでしょう。
また、夜勤などがある職種になると、夜間帯に自分の子どものそばにいられない不安も生じると感じます。
提携している託児所の中には、不規則勤務で働くママのために24時間対応してもらえる場所もありますが、寝ているわが子の近くにいてあげたいと感じてしまいますよね。
まとめ:すぐに住居を決めたいシングルマザーにはおすすめ
シングルマザーですぐに住居を決めておきたいという人には、住み込みの仕事がおすすめでしょう。
施設内で住居を構え、即日入寮できる場所もあり、内定がもらえたらすぐに住む場所が確定できますよね。
また、小さい子どもがいても託児所を利用したり、小学生の子でもお留守番を安心してさせることができるというメリットは、住み込みの仕事ならではのメリットといえますよね。
仕事や住居に困ったシングルマザーの人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。