「離婚したいけど、シングルマザーになるのは不安」このように思う女性は少なくありません。自分1人で子どもを育てられるのか、不安に思う方も多いですよね。
そこでこの記事では、シングルマザー（シンママ）の苦労と対処法を10個ずつ厳選しました。
5分程度で読める上に、離婚後のイメージがはっきりとするはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【ジャンル別】離婚したシングルマザーの苦労10選
シングルマザーは皆さんのご想像どおり決して楽ではありません。離婚後にはさまざまな苦労が待ち受けているといっても過言ではないでしょう。
今回はシングルマザーの苦労を10個ピックアップし、「お金編」「家事・育児編」「恋愛編」の3つに分けてご紹介します。
離婚を検討している方は、事前にシングルマザーの大変さを確認してみましょう。
【お金編】子どもの教育費がかかる
シングルマザーは多額のお金がかかります。までは自分と夫の収入でカバーできていても、離婚したら自分の収入しか頼れないのです。
子ども一人育てるのに、保育園や幼稚園の入園から大学入学まで、最低でも1,600万円以上かかるといわれています。子どもが二人いるなら、倍の金額が必要となります。元夫からの養育費の援助があったとしても、楽に稼げる金額ではありませんよね。
母子家庭の家計に、最も大きな負担がかかるコストが教育費といっても過言ではないでしょう。
【お金編】生活費を稼ぐのも大変
シングルマザーは生活費を稼ぐだけでも精一杯です。学費だけでなく、日々の暮らしだけでもお金がかかるもの。
厚生労働省よると、母子世帯の平均年収は243万円と発表されています。
1ヵ月あたり20万円程度なので、ゆとりのある生活をおくるのは難しいのが現状です。旅行などの娯楽に使えるお金も、自然と減ってしまいます。
【お金編】将来への不安でいっぱいになる
毎日を暮らせたとしても、シングルマザーは将来の不安がないといえば嘘になります。
子どもが独り立ちするまでの期間を、ずっと稼ぎ続けなければいけないからです。何が起きてもすべて自己責任。母親が体調を崩して働けなくなってしまったら、家庭の収入は途絶えてしまいます。
家族の生活がすべて自分にかかっていると考えると、心理的な負担は想像できないほど大きいでしょう。精神的なダメージも大きく、場合によっては病気になってしまうケースもあります。シングルマザーには、自分と子どもの人生を支える強いメンタルが必要です。
【家事・育児編】子どもとの時間がとれない
家事や育児の苦労で最も多いのが、子どもとの時間がとれないこと。
仕事が忙しくて、育児まで手が回らないケースも増えています。長時間働かざるを得ない場合もあり、フルタイムで働いている方は残業で遅くまで会社に残る日もあるでしょう。
子どものためにお金を稼いでいるのに、どうしても仕事が手一杯で子どもとの時間がとれないなんてことも。
子どもと遊ぶ時間はもちろん、話を聞いてあげる時間もなく、悩んでいるシンママもいます。
【家事・育児編】疲れて家事ができない
仕事が忙しく家事をする余裕がないシングルマザーも少なくないでしょう。とくにフルタイムで働いている方や、朝と夜でダブルワークをしているママに多い傾向があります。
遅くまで働いて帰ってくると、疲れて家事や育児をする余裕がないのは当然のこと。それによって子どもたちとのコミュニケーションが減ってしまうこともあります。
精神面だけでなく体力的にも負担が大きいのがシングルマザー。仕事と育児の両立は大きな課題の1つといえるでしょう。
【家事・育児編】周囲の目が気になることがある
シングルマザーは周囲の目が気になることがあります。何も迷惑をかけていなくても、周りとの距離感を感じることもあるかもしれません。
子どもの入学や自分の転職時など、自分がシンママということを気にするタイミングが出てきます。
【家事・育児編】相談相手がいない
相談相手がいないため、精神的な負担を感じる女性も多くなっています。
結婚生活を送っているときは旦那に相談でき、経済的な不安や子育てについての悩みも、一緒に考えて乗り越えられますよね。
離婚すると、すべての問題を自分で解決する必要があります。母子家庭が増えてきているとはいえ、シングルマザーの辛さを周囲に共有しにくいのも事実です。
シングルマザーは孤独と戦いながら生活する忍耐力が大切になります。
【恋愛編】恋をする余裕がない
シングルマザーは忙しく、恋愛をする余裕がないケースも多くなっています。
日中は仕事に出かけ、帰宅したら子どもの世話をしなければなりません。自分のために使える時間は、ほとんどないと言ってもいいでしょう。
もし素敵な男性が現れてデートできるとしても、子どもが小さいけど連れてはいけない……。など、精神的に新しい夫を見つける気力がないと感じる女性も多いのです。
【恋愛編】キャパシティの広い男性が少ない
シングルマザーの女性は子どももいますし、ある程度のキャパシティを持った男性を好む傾向にあるようです。
離婚歴があるだけに、男性に対して不安を感じる女性も少なくありません。そんなシングルマザーには、器の大きいいわゆるキャパシティに余裕のある男性が向いています。しかし、残念ながらなかなかそういった男性がいないのも事実。出会える可能性も少ないといっていいでしょう。
【恋愛編】男性との関係がトラウマになる
一度離婚を経験してしまうと、男性にトラウマを感じる女性が多いのも事実です。
魅力的な人に出会ったとしても、元夫の存在が頭によぎることも。
円満な別れ方をしていない女性ほど、新しい恋愛に抵抗を感じる人も少なくありません。元夫からDVなどのハラスメントを受けていた方は、なおさら辛い記憶が蘇ってしまうかもしれません。
男性側から離婚を切り出された場合も、ショックから立ち直れない女性も中にはいるでしょう。
もし素敵な男性が現れても、過去の経験がトラウマになっている場合、直接会うのも気が引けるものです。
結果的に恋愛に発展せずに、友達で終わってしまうケースもあります。
【ジャンル別】シングルマザーの苦労の対処法10選
シングルマザーである限り、楽な生活を送るというのは難しいのが実情のようです。しかし、考え方ややり方次第では充実した生活ができるケースもあります。
そこでこの項目では、シングルマザーの苦労の対処法を10個ピックアップしました。離婚後の不安も少しは解消されるはず。ぜひ参考にしてみてください。
【お金編】勤務形態を変える
パートや短時間の派遣社員として働いている方は、フルタイムで働くのも1つの手段です。大幅な収入アップが期待できます。正社員とパートでは、年収にかなりの差がひらくケースも多くなっています。
任される仕事の幅も広がり、やりがいを感じられる可能性もあります。時間を上手に使って育児と両立させるのが、成功のコツです。
【お金編】副収入が得られる方法を探す
会社の給料だけでは足りない場合は、副収入が得られる方法を探すのも有効な手段の1つです。毎月数万円でも多く稼げたら、生活にゆとりができるでしょう。中でもWebライターやデータ入力は資格も必要なく、未経験でもお仕事が始められるので人気です。
スキマ時間を使って高収入を手に入れたいならチャットレディもおすすめのお仕事。画面越しで1時間程度男性と会話をして、高額な報酬をもらえる場合もあります。挑戦してみる価値はあるでしょう。
【お金編】家族や国の制度を頼る
お金に困ったら家族や親戚に相談してみましょう。場合によっては援助してもらえる場合があります。
シングルマザーに合った仕事を紹介してくれる可能性もゼロではありません。
また、国に頼るのも1つの手です。所得が低い貧困家庭に向けた生活保護だけでなく、市区町村から母子手当（児童扶養手当）といった支援金がもらえるケースがあります。一定の所得を超えると手当が受けられない「所得制限」もあるので、事前に詳細をチェックしておくのがおすすめです。
【家事・育児編】時短テクニックを活用する
子どもとの時間を作りたいなら、時短テクニックを活用しましょう。
家事や育児もアイディア1つで、時間をぐっと短縮できます。おかずの作り置きや、食材のまとめ買いも有効な手段でしょう。現在ではインターネット通販で生鮮食品も購入できたり、料理も工夫次第で時短につなげられたりします。小さな工夫の積み重ねで、子どもとの大切な時間を確保していきましょう。
【家事・育児編】自由度の高い会社に転職する
仕事と家事を両立したいなら、自由度の高い会社に転職するのも1つの方法です。
企業によっては、フレックス制度や時短勤務が導入されている会社も少なくありません。子どもの保育園や学校の時間に合わせて勤務できます。家事と育児を両立したいシングルマザーにはぴったり。
正社員でも柔軟な働き方ができる企業は増えてきているので、転職を検討している方は、一度チェックしてみるのをおすすめします。
【家事・育児編】周囲の目は気にしない
シングルマザーは周囲の目を気にしないようにしましょう。社会からの評価や見え方は簡単には変えられません。不快な言葉をかけてくる人とは距離をおき、自分なりの生き方を見つけましょう。
新しいパートナーを探すのも、シングルマザーとして生き抜くのも立派な選択です。自信を持って行動できるように心がけるのが大切ですね。
【家事・育児編】家族や友人に積極的に相談する
子育てに困ったら、家族や友人に相談してみましょう。とくに母親は、自分を育ててくれた本人です。子どもを育てる責任の重さや、保護者の大変さを誰よりも知っています。場合によっては、育児を手伝ってもらえるケースも少なくありません。自分1人で悩まずに、積極的に周りの人に相談しましょう。
【恋愛編】時間管理を意識してプライベートも楽しむ
空いた時間を活用して、新しい出会いを求めるのも1つの方法。気になる男性とデートへ出かけるのも難しくないでしょう。
効率的に時間を使えばプライベートも楽しめます。家事や育児もコツさえ掴めば、短い時間で終わらせられるでしょう。また、親などの周りの人間にお願いするのも1つの手です。
シングルマザーだからといって、必ずしも恋愛ができないわけではありません。やり方次第で、自由な時間を増やすことも可能でしょう。
【恋愛編】マッチングアプリを活用する
新たな出会いを求めたいなら、マッチングアプリを活用するのもおすすめです。
年齢や年収ごとに男性を検索できます。プロフィール欄にシングルマザーと記載すれば、最初からシングルマザーに偏見をもっていない人とマッチングできるでしょう。男性の利用は有料のケースが多いので、真剣なお付き合いを希望している人も多くなっています。本格的に恋人を作りたいなら、挑戦してみてもいいかもしれません。
【恋愛編】すぐに結婚を意識しない
好みの男性に出会えても、一度相手の本質を見極めましょう。盲目になってしまうと、男性を見極められない恐れがあります。軽い気持ちで結婚すると、もう一度離婚してしまう可能性もゼロではありません。シングルマザーに理解があり、本当に自分に向き合ってくれる男性を見つけましょう。結婚する際は、残りの人生を一緒に過ごすことを意識してくださいね。
まとめ：事前にシングルマザーの苦労を知るのが大切
離婚を検討している方は、事前にシングルマザーの苦労を知るのが大切です。
仕事と育児の両立が難しく、精神的・肉体的にもダメージを受ける女性は少なくありません。とはいえ、現在の生活が苦しい場合もあるかと思います。
一度現状を振り返り、自分だけでなく周囲の人にも相談し、今後を検討してみてはいかがでしょうか。
