働きながら1人で育児をしなくてはいけないシングルマザーにとって、育児と仕事を両立することは簡単なことではありません。朝から晩まで働いて帰ってきて家事や育児が待っているのは大変なことです。シングルマザーの中には、自分1人の時間すら確保できず、精神的に参っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では育児と仕事を両立するための方法について紹介します。金銭面の心配、子供の教育のこと、様々なことを1人で考えてしまっている人はぜひ参考にしてください。
目次
シングルマザーが大変に思うこと
たとえシングルマザーの道を自分で選んだとしても、大変に思うことは数多くあります。「私にはできる!」と思っていたとしても、いざ生活してみると様々な壁にぶち当たります。ここでは、多くのシングルマザーが大変に思うことがどのようなものか紹介していきます。
毎日時間に追われている
シングルマザーは、育児も仕事も家事も1人でこなさなくてはいけません。ゆっくり休むことができず、疲労が溜まります。毎日時間に追われていることを、大変だと感じているシングルマザーは多いです。
特にフルタイムで働いているシングルマザーの場合、仕事の拘束時間が長く、帰宅しても育児に追われるため、毎日時間に追われながらの生活になっている人が多くなります。このように、心にゆとりがなく生活してしまうと、子どもにも当たってしまい、穏やかな生活ができなくなってしまいます。ときには、あえて手を抜き少しでも心にゆとりを持つことが大切です。
経済的不安がつきまとう
多くのシングルマザーにとって最大の悩みは、経済的な不安です。頑張って働いたとしても、両親が揃っている家庭と同じ水準の生活を送ることができるシングルマザー家庭は一握りでしょう。
所得によっては児童扶養手当を受給することもできますが、それでも生活はギリギリです。将来のために貯金したくてもできないシングルマザー家庭は少なくはありません。少しでも経済的不安を解消するためには、やはり貯金をすることが1番大切です。わずかでもいいので、できる範囲で毎月貯金をしていくことをおすすめします。
何か悩んでも相談する人がいない
子どもが成長するにつれて悩みも増えますが、相談する人がいないシングルマザーは多いです。「こんな時に誰か頼れる人がいたらいいのになぁ…」と思ったとき、「シングルマザーは大変だな」と痛感することになります。
初めての育児に戸惑い、眠れない日々が続くシングルマザーもいます。このようなときに、相談できる相手がいないと、とても辛く感じるものです。
しかし、考えようによっては夫がいて育児のことを相談してもきちんとした回答は貰えないことが多いです。やはり育児を経験した先輩ママのアドバイスが1番タメになると考えれば、ママ友を作ることで解決することができます。
シングルマザーは辛いことだけではない!メリットとは
「シングルマザーが辛い」と思っている人にぜひ知ってほしいことがあります。それは、「シングルマザーは辛いことだけではない」ということです。シングルマザーには多くのメリットがあります。どのようなメリットがあるか紹介していくので、辛いと感じている人はぜひチェックしてください。
自分のペースで生活することができる
悩んだとき誰にも相談できないし、何もかも1人でこなさなくてはいけないため、本当にシングルマザーは苦労の連続です。しかし、シングルマザーを選んだことで、配偶者がいる人よりも少し楽していることがあります。それは、自分のペースで生活ができていることです。
夫婦と言えども結局のところ、夫は他人です。過去に男性と生活をして、自分と生活のペースが違うと感じたことがある人も多いのではないでしょうか。その点、シングルマザーは自分のペースで生活することができているはずです。
ぶつかることが無い
シングルマザーなら子どもと好きなときにご飯を食べて、好きなときに寝ることができます。夫と育児の方針がぶつかることなんてこともありません。子どもを、自分の好きなように育てることができます。
シングルマザーには時間には追われるデメリットがあります。しかしその反面、自分のペースで生活できて、好きなように育児ができるのは大きなメリットですよね。
精神的ストレスが減る
他人である夫とともに生活するのは、ときに精神的なストレスになります。価値観のずれや気持ちのすれ違いが続くと、とても辛く、苦しい思いをしてしまうこともあります。
離婚が原因でシングルマザーになった人は、精神的ストレスがグンと減った人も多いのではないでしょうか。子どもと自分だけの生活が寂しく感じることもあるかもしれません。しかし、精神的に楽になれたことを考えると、今の生活がいかに充実しているか感じることができるようになりますよ。
面倒な親戚付き合いがない
夫との生活だけならまだしも、結婚していると夫の家族とも関わらなくてはいけません。「一家に嫁いだ立場だから」とは思いつつも、相手の家族に馴染むことはそう簡単なことではないですよね。
シングルマザーになったことで、面倒な親戚付き合いがなくなるのは大きなメリットになるでしょう。特に、嫁姑問題など難しい問題で悩んできた人にとっては、シングルマザーという道を選んだことで色々な苦労を手放すことができたはずです。
家族が減ることで子どもには寂しい思いをさせることにもありますが、母親が苦労している姿を見る事が好きな子どもはいません。親戚付き合いというストレスの要因を減らせたことで、今の明るい生活が手に入ったのだとポジティブに変換して頑張っていきましょう。
シングルマザーが楽しく生活するためのコツ
苦労や心配も多いシングルマザーですが、自ら選んだ道だからこそ楽しく明るく暮らしていきたいですよね!ここでは、シングルマザーが楽しく生活するためのコツについて紹介していきます。
楽することを悪いことだと思わない
「子どもを幸せにするために頑張らなきゃ!」といつも頑張っていないでしょうか。子どもを幸せにするために、頑張ることはとても素晴らしいことです。しかし、頑張りすぎると知らない間に精神的負担がのしかかってしまいます。
ストレスは健康生活を送る上での天敵となりますので、あえて楽を選ぶことでストレスをためない生活を送るようにしましょう。たとえば、週に1回料理キットを活用し、早く家事を終える日を作るなど、楽をする方法を積極的に取り入れましょう。その分、子どもとゆっくりすることができますし、睡眠時間も確保できるため、いい息抜きになります。
あなたもぜひ、週に1回はあえて楽を選び自分を労ってあげることをおすすめします。
生活費3ヶ月分程度の貯金はしておく
シングルマザーにとって貯金は簡単なことではありません。どうにか貯金したいと思っても、子どもにかかる出費は多く、毎月通帳を見てはため息をつくシングルマザーは少なくはないでしょう。
しかし、経済的不安が大きいと心が廃れてしまいますので、心に余裕を持つためにも貯金は必ずしておきましょう。最低でも生活費の3ヶ月分程度の貯金があれば、心に余裕を持つことができます。
「でも今のお仕事じゃそんなに貯金することはできない…」という方は、副業をはじめてみましょう。最近では副業OKとなっている企業も増えていますから、少しでも収入を増やすためにも副業をすることをおすすめします。
弱音を吐くことを恥ずかしいと思わない
普段誰かに頼ることができないシングルマザーは、知らないうちに頑張りすぎる傾向にあります。確かに何でもこなせる強い母親は魅力的なのですが、それではあなたの心がズタボロになってしまうでしょう。
弱音を吐くことを恥ずかしいと思わずに、信用できる誰かに弱音を吐くことをおすすめします。シングルマザーの中には弱音を吐くことができなかったため、自律神経失調症になる人もいます。自律神経失調症になったとしてもシングルマザーは休むこともできず、仕事と育児をしなくてはいけません。
中には、藁をもすがる思いで占いにハマり、中には数カ月で100万円を失ってしまう人もいます。占いで100万円なんて信じられないかもしれませんが、占い師にすすめられるがまま、言いなりになって色々なものを買ってしまうのです。
精神的に追いこんでしまうと、シングルマザー生活が楽しくなくなってしまいますし、子どもにも心配をかけてしまいます。誰かに弱音を吐きながら、少しずつ頑張っていきましょう。
まとめ:力まず現状を楽しみながら生活することが大切
シングルマザーは、何もかも1人でしなきゃいけない環境に思わず力んでしまいがちです。しかし、力んでばかりでは疲れてしまうだけです。シングルマザーとして些細なことにも幸せを実感できるように、力まず頑張りすぎず生活をしていきましょう!