シングルマザーになった際に問題になりやすい点が、仕事をどうすべきなのか?といったことではないでしょうか。実際問題子どもが小さければ、選べる仕事の幅も狭くなってしまうものでしょう。そこで今回は、シングルマザーに向いている仕事や仕事を長続きさせるための方法について紹介していきます。

シングルマザーが仕事を選ぶ際の基準とは?

まずはシングルマザーが仕事を選ぶ際において、どのような点を基準にしていくべきなのかを見ていきましょう。こんなはずではなかったと、後悔しないよう最初にチェックしてください。

時間の融通と収入面の比較

仕事を選ぶ際に最初に確認しておくべき点として、子どもとの時間を優先するのか、もしくは収入をしっかりと確保する点を重視するのかを決めておきましょう。

シングルマザーにとって、やはり大切なのは子どもの存在ではないでしょうか。だからこそ小さいうちはできるだけ子どもの側にいたいと考えるか、子どもが大きくなった際に不自由をさせないよう今から働かなければと2つの考えで揺れてしまいます。

この2つの問題を同時に解決するのは非常に難しいもの。在宅でしっかりと稼げるような方以外は、やはりどちらかを犠牲にせざるを得ません。それぞれのメリット、デメリットを踏まえたうえで、どちらを優先するのか決めておきましょう。

長期的に続けられるかを確認

次いで確認しておかなければいけない点は、その仕事を長期的に続けられるかどうかです。仕事の将来性はもちろん、自分がその仕事を好きになれるかも大切なポイントでしょう。

仕事とはそもそもお金を稼ぐための手段の一つですが、いくらお金のためだとしても嫌いな仕事を長く続けることは難しいものです。またしっかりとした収入を望むのなら、一つの会社に長く勤務したほうがキャリアを積みやすいというメリットがあります。

できればシングルマザーに理解のある会社を

3つ目の基準は企業や社会に甘えるためのものではありません。ただ、シングルマザーが長く仕事を続けキャリアを積もうと考えるのなら、やはりシングルマザーに理解のある会社を選ぶのが一番なのです。

一般的に人材が不足している業界でもシングルマザーに理解があるといわれますが、やはりきちんと公的にシングルザーを応援している会社がおすすめです。シングルマザーなど就職が難しいといわれている人を雇わせるために、国や自治体が特定求職者雇用開発助成金を支払っている企業があります。

こういった企業に狙いをつけることで、ある程度の融通を聞かせてくれる場合があるのです。職業安定所などは、助成金を受けている企業を紹介してくれるので積極的に活用していきましょう。

シングルマザーにおすすめしたい職種は?

微笑む親子
では実際にシングルマザーが仕事を探すのなら、どんな職種を選べばよいのでしょうか?ここからは長く続けやすいなど、シングルマザーにおすすめしたい職種を紹介していきます。

雇用形態が豊富な「介護職」

大変な仕事でありながら給料が安いなど、マイナスなイメージがある方も多いであろう介護職。しかし、アルバイトからパート、正社員など雇用形態が豊富なうえに、働きながら資格が取れる職種でもあります。したがって仕事を探すシングルマザーにとっては非常に魅力的な職種だといえるでしょう。

最初はアルバイトやパートなど、子どもとの時間を確保しながら働くことも可能。しっかりと稼ごうと考えた際には働きながら資格を取得できれば仕事の幅も増えていきますし、肩書を得るためにもプラスに働いてくれるでしょう。

また子供の手が離れる、面倒を見てくれる人手があるのなら、夜勤勤めでがっつりと稼ぐことも可能です。働き始めは子どもとの時間を優先、徐々にキャリアを積んで本格的な仕事へシフトできる稀有な職種だといえるでしょう。

スキルアップにつながる「医療事務」

シングルマザーに限らず、女性の働き方として昨今人気なのが医療事務です。医療事務は大きく分けて受付業務、会計業務、レセプト業務の3つを受け持つことになりますが、資格が無かったり未経験の場合はほとんどが受付業務から始めることになります。

おすすめになる理由はやはり病院勤務なので安心感がある事。そして一般的にはパートとしての採用が多いので、時間的な都合をつけやすいという点が挙げられます。

そして介護職と同じように、医療事務も働きながら資格を取ることが可能な職種です。はじめはパートから始めて資格を取ることで業務の幅を広げる、場合によっては資格を取った後でより好待遇な職場への転職も可能です。

手に職を持つことができるので、その時の自分にあった仕事を選ぶことができるでしょう。ただしデメリットとしてパート時代の給料が低めであること、そしてレセプト業務に携わる場合は残業を行う必要があります。

この2点をしっかりと加味したうえで、就職活動を行っていきましょう。

資格がなくてもOK「コールセンター」

シングルマザーになる前に仕事をしたことがない、特に自慢できる資格もないという人におすすめしたいのがコールセンターでの仕事です。よくテレビなどで見かける、電話の前に座ってひたすらに電話を受ける仕事です。

特に資格を必要としない仕事なうえに、基本的に中規模以上の企業での仕事になるので大人数の求人を行っていることがほとんど。また企業としての体力があるので、子どもの体調不良など急な休みも許容してもらえる点が大きな魅力です。

もちろんできるだけ会社側に迷惑をかけないことが前提ですが、さまざまな事情の人たちが働いているのでシングルマザーへの理解が深い企業が多いことも特徴です。仕事内容は受付からクレーム対応など、企業によってさまざまです。

シングルマザーの就職を有利にする資格は?

手を繋ぐ親子

シングルマザーにおすすめの職種を紹介してきました。では実際に就職するために事前にできることも見ていきましょう。とっておきたい資格、資格を取るための補助制度など触れていきます。

介護・看護系の資格は一生もの

就職前にしっかりと資格の勉強をする時間がある。または学校へ通うことができる金銭的体力があるのなら、やはり介護・看護系の資格を取っておくことがおすすめです。

おすすめになる資格はやはり王道の看護師、そして介護福祉士でしょう。どちらも取得するまでに時間やお金がかかりますが、とってしまえば一生ものの資格です。そして取得が難しそうに思えますが、どちらも行政からの支援が受けられる資格。

長期的な視野に立って目指してみることをおすすめします。

販売系が好きなら「登録販売者」

販売の中でも医薬品販売専門の国家資格です。昨今需要が高い国家資格であり、薬局やドラッグストアでの就職に有利に働きます。

学校に通う学び方のほかに、通信教育でも資格取得ができるので、今から一念発起して資格を取得する方でも比較的にハードルが低い資格です。実務経験がない場合は就職後に研修期間があるので、働きながらキャリアを積める資格でもあるでしょう。

資格取得にために使える制度もチェック

長い目で見た場合に資格があった方がよいと分かっていても、先立つものが不安な場合もあると思います。そんな時には行政、または自治体が行っている資格取得のための支援制度を活用しましょう。

  • 自立支援教育訓練給付金

母子家庭の母親が資格を取得する際に、かかる金額の内60%を国と自治体が負担してくれる制度です。上限は20万円まで、自治体によって各種の条件や制限があるので、まずは役所の窓口で確認してみましょう。

  • 高等職業訓練促進給付金等事業

母子家庭の母親が、資格取得のために1年以上養成機関で学ぶ際に生活費の負担軽減のために給付金が支給される制度です。また養成機関に入学する際に、必要な負担を軽減するために給付金が支給される制度でもあります。

支給額や条件が自治体によって異なるので、こちらも役所の窓口で相談してみましょう。

参考:
※母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業の実施について|厚生労働省

まとめ:シングルマザーが仕事を選ぶなら長く続けられるものを

今回はシングルマザーに向いている仕事について、さまざまな方面から見てきました。子どもとの時間に家事、その上仕事まで一人でこなすことは非常に難しいものです。

しかし、生きていくために仕事は必須なものであることも確かなこと。できるだけ長く続けられる仕事、そして好きになれる仕事を選んでいきましょう。イキイキと仕事を頑張っているママを見ることは、子どもにとってもうれしい事です。

周りの助けや制度を上手く活用しながら、子どもと一緒に幸せになる道を探していきましょう。

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