様々な生き方がある中で、母子家庭として子どもと生活しているのがシングルマザーです。多忙の日々にも寂しさは訪れるものですと。子どもの手前気付かないふりをしてみても、寂しさは募っていくでしょう。そんなシングルマザーが感じる寂しさについて、この記事では解説していきます。寂しさを感じたときの心の隙間の埋め方も、あわせて紹介していくので参考にしてみてください。

シングルマザーが寂しいのはどんなとき?

シングルマザーになると、精神的にも気を張ることが多く「寂しい」と感じる時は必ずやってきます。自分で「寂しくなんかない」と強がったとしても、どんどん寂しさは募ることでしょう。

シングルマザーが感じる寂しさは、パートナーがいるママが感じる寂しさと違うところがあります。母子家庭というだけで、環境や抱える感情の違いがそこにあるからです。ここでは、シングルマザーが寂しいのはどんなときなのか具体的に解説します。

忙しさがひと段落した時

毎日子どもとだけ向き合い、色んなことを一人でこなさなければいけない忙しさは、ある瞬間に手持ち無沙汰になることがあります。たとえば、子どもが寝ついた時、ある程度手がかからなくなった時、保育園や幼稚園に送り出した後などです。それまでが怒涛の忙しさだった分、余計に静寂を感じてしまいます。

その瞬間に寂しさに襲われるママは多いです。忙しさに慣れてしまうと、何もしない時間が不安になってしまうものです。その不安が大きくなり、自分が何をするべきか、自分は必要とされていないんじゃないか…そんな思いにもとらわれてしまい、苦しみにまでなってしまうこともあります。

将来のことを考えた時

目の前のことにいっぱいいっぱいになってしまい、「この先どうなるだんろう」と見えない将来を考え、寂しさに襲われることがあります。母子家庭である以上、頼れるパートナーもいませんし、ママ友に気軽に相談できるものでもありません。

将来のことは、現状や気持ちが満たされていれば、前向きに考えられやすくなります。しかし、不安を抱えた状態では、将来を暗いまま見越すことになってしまいます。一人で不安を抱える状態、それが寂しさの正体です。

仲のいい友人が結婚した時

何かと頼っていた友人の結婚が決まった時は、複雑な思いを抱えることになります。祝いたい気持ちの一方で、今後は頼りづらくなるという気持ちが生まれてしまいます。仲がよくても、パートナーがいるかいないかの部分で大きな境界線を作ってしまうのです。

そして、嫉妬にも似た気持ちが生まれることもあります。自分が失った幸せを、これから感じるであろう友人が羨ましくなってしまうのです。ここで、母子家庭になった実感を改めてすることになるでしょう。そして、寂しいという感情も改めて痛感することになります。

嫌なことが続いた時

何もかもうまくいかない時は誰にでもあります。そして、何もかもが嫌になってしまうでしょう。「シンママだから」「離婚したから」「私がダメな人間だから」…どんどん恨み節で心が埋めつくされてしまいます。そんな時に感じるのが、孤独感や寂しさです。

嫌なことがあった時には子どもに見せまいとしたり、いつもより子どもにきつく当たってしまったりもします。そんな自分にまた嫌気がさすこともあります。「自分も誰かの手助けが欲しい」…落ち込んでいる時の心の叫びは、寂しさの表れでしょう。

シングルマザーはどうやって寂しさを紛らわす?

シングルマザーが寂しさを紛らわせたいときは、いろんな負い目を下ろすことから始めましょう。

「どうせ母子家庭だし」「どうせママ友をつき合わせられないし」「どうせ恋愛なんてもう無理だし」

これらの「どうせ」は、全てシングルマザーである自分が負い目と感じていることです。離婚や死別…様々な経緯を経てシングルマザーとなっても、自分が何もかもを我慢しなくてはいけないわけではありません。寂しさを紛らわす方法をぜひ見つけるようにしましょう。そこで、ここではシングルマザーでも子どもをほったらかしにしなくてもできる、寂しさの紛らわせ方をご紹介していきます。

自分だけのフリータイムを作る

寂しさを紛らわせるためには、とにかくストレスを減らすことが大切です。ただでさえ、ママには様々なストレスがのしかかってきます。寂しいと感じたときに消化できないままでいると、更なるストレスとなって積み重なりもするでしょう。そのたびにストレスを消化出来なくても、自分のフリータイムを作って発散することはできます。

子どもが園や学校に行っている間に、自分の休息時間を確保します。使える時間を思い切り使いましょう。家事や仕事からも解放されて、自分の好きなことだけをするフリータイムです。意識したいのは、我慢しないことです。寂しさを吹き飛ばして、子どもを迎えられるようにのびのびと過ごしてみましょう。

子どもと思い切り触れ合う

子どもはママにとってかけがえのない存在です。シングルマザーという現実に負けそうになっても、そばにいてくれる子どもは失いたくないですよね。愛している子どもと思いきり触れ合う時間を作って、愛情を改めて実感しましょう。全身で愛情を感じることは、寂しさを紛らわせるためにとても大切なことです。

寂しさを紛らわせるために、子どもを利用するなんて…と思うかも知れませんが、子どもは母親が一心に自分を向いてくれることに大きな幸せを感じます。子どもと愛情を育む意識で思い切り触れ合うようにしましょう。

スマホアプリのバーチャル恋愛ゲーム

シングルマザーが寂しいと感じる原因として多いのは、パートナーがいないことです。一度は愛し愛されたはずなのに、と考えると喪失感が大きくなってしまいます。だからといって、他の男性と恋愛を楽しむのが難しいシングルマザーも多いです。

そんな時こそ、スマホのアプリで恋愛を楽しむのもひとつの手段です!今はいろんなバーチャル恋愛アプリが存在します。自分の胸がときめくイケメンキャラを探して、思う存分愛し愛されを楽しみましょう。しかし、現実とゲームを混合しないようにしてください。アプリはあくまでも息抜きです。現実の寂しさに負けてしまわないように、息抜きを思い切り楽しみましょう。

感情を思いきり発散

寂しいという感情は、中途半端なごまかしで消えることはありません。その時はごまかせても、後々で大きな波となって押し寄せてきます。息苦しくなるくらいの感情は、誰の目も気にせずに思い切り発散しましょう。そもそも、シングルマザーであることにうしろめたさを感じて、勝手に我慢することが当然と思っている人は多くいるものです。

シングルマザーだからといって、感情をむき出しにすることを我慢する必要はありません。カラオケに行って大声で発散したり、映画や漫画を見て号泣したり、自分の世界に浸って溢れる感情を表に出してみましょう。感情を思いきり発散することで、すっきりするはずです。ただし、負の感情を発散するときに、ママ友などを巻き込んでしまわないように気をつけたほうがいいですね。

シングルマザーの寂しさは「好き」だらけで埋める!


どんな人でも寂しさは感じるもので、誰かと触れ合うあたたかさを知っていれば、その分寂しさを感じることも増えるでしょう。シングルマザーであることで、自分には自由がないと思わずに、自分の「好き」と思うものをどんどん見つけていきましょう。寂しい気持ちもきっと埋まっていくはずですよ!

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