シングルマザーが抱える悩みは養育・お金・今後の生活など様々な面に及ぶと思います。そのような中で、子どもの将来の学費などに不安を持っている人も多いでしょう。そこで、この記事では子どもの将来の学費や生活費にも使える学資保険について解説していきます。
シングルマザーが学資保険の詳細と加入するメリット、注意点そしておすすめの学資保険をまとめて説明します!最後まで読むことで、シングルマザーの自分が学資保険に加入するべきかどうかがわかるようになります。
目次
そもそも学資保険とは?
生命保険であれば加入している人も多くいると思いますが、「学資保険」がどのようなものかご存じでしょうか。学資保険について、ざっくりと説明すると子どものための保険です。しかし、詳細を理解している人は多くありません。そこで、ここでは学資保険がどのような保険なのかについて説明していきます。
一定の時期にまとまったお金を受け取ることができる保険
学資保険とは、設定した時期にまとまったお金を受け取ることのできる保険のことです。養育費として積み立てていくことで、必要な時に必要な分のお金を受け取る準備をすることができます。
ところで、子育てにどの位のお金かかるのかご存知でしょうか。学資保険の制度を理解するにあたり、おおまかな金額を知っておくと必要性について理解しやすくなります。例えば、3歳未満の子どもがいる家庭の平均年間子育て費用総額は、年間104万円程度になります。これが中学生になると1年あたり153万円程度となります。
■参考:内閣府制作統括官(共生社会政策担当) 「インターネットによる子育て費用に関する調査」
毎月、決まった金額の貯蓄をしていて養育費用の口座を分けているという人であれば良いのですが、多くの人は生活費用の口座から養育費を出す方法を取っているかと思います。この方法が正解か否かではなく、確実に子どものためのお金を作ることができるかどうかで考える必要があります。そこで、子どものためのお金を作る目的で学資保険が推奨されているのです。
なお、後述しますが学資保険は子どもの養育費の積み立てだけのためのものではありません。そのため、子どものために別口座を用意して毎月決まった金額を積み立てている人にも意味があるものになります。
子どもに何かあった時の備えとしても利用できる
実は、学資保険には複数のプランがあり、養育費の積み立てとは別に子どもに何かあった際の備えや、契約者(あなた)に万が一のことがあった際に、子どもがお金を受け取ることのできるプランもあります。
そのため、学資保険に入る人の中には、子どもが病気やけがをした際の手当として保険に加入するという人も少なくありません。保険会社によって付属するプランやサービス内容は異なるものの、積み立てた金額が必要な時に戻ってくる・備えとして利用できる点は同じです。
ただし、利用するサービスによっては積み立てた金額よりもらえるお金が少なくなるケースもあります。保険への加入を検討する場合は、どのようなプランがあるのか保険会社に相談してみるとよいでしょう。
シンママも学資保険に加入したほうがいいの?
この記事をご覧のシングルマザーが一番気になるのは、「シングルマザーは学資保険に加入したほうがいいの?」ということのはずです。結論から言うと、関心がなかったとしても保険会社に問い合わせをしてサービス内容を確認しておくべきです。
前述したとおり、各保険会社によってサービス内容は異なります。サービス内容の詳細については、年収や他のサービス利用状況によってもプランが異なるため一概に言うことはできません。しかし、付属する他サービスが魅力的で、貯蓄する余裕があるのならばぜひ加入を検討してみてください。学資保険に関するサービス内容やあなた自身が利用することのできるサービス内容について、理解を深めてから改めて学資保険に入るかどうかを考えてみるとよいでしょう。
学資保険に加入するメリット
ここまで解説したことを一度整理します。学資保険に加入するメリットは次のとおりです。
- 子どもの養育費の積み立てができる
- 子どもが病気やけがをした際の備えにもなる
- あなた自身に万一のことがあった際、子どもが積立金を受け取ることができる
この3つがメリットになります。改めてみてみると、加入することのメリットは大きいです。加入するかどうかは、メリットをどう捉えるかによりますが、少なくとも学資保険について詳細を確認してから考えるようにしてください。
学資保険に加入する際の注意点
学費保険に加入する際の注意点は次のとおりです。
返戻率を確認する
仮に学資保険に加入をして、あなたが毎月養育費を積み立てているとします。そのお金が増えるのならば良いのですが減ってしまった場合、あまりよい気はしないでしょう。そこで実際に、加入するときは返戻率の高いプランを選ぶようにしてください。
返戻率は「積み立てたお金が戻ってきた際の額」のことです。返戻率が100パーセントならば積み立てたお金が全額戻ってくるということです。
会社の信用度を確認する
また、会社の信用度を確認するのは大切ですね。積み立てているお金が会社の倒産によって減ってしまうのは避けたいところです。実際に倒産しても保険金は守られるようになっているのですが、10%ほど減額となったケースもあります。会社の信頼性は、加入前に確認しておきたい事項の1つとなります。
おすすめの学資保険
ここでは、どの会社の学資保険がいいのかをご紹介していきます。主に、返戻率の高い保険会社をピックアップしてご紹介しているので、学資保険選びの参考にしてください。
フコク生命 未来のつばさ
年齢制限:0~7歳
満期パターン:22歳
給付金支給年齢:3.6.12.15.18.20.22歳
月々保険料:8,897円
返戻率:110パーセント
フコク生命の学資保険は、返戻率が110パーセントととても高いですね。また、給付金支給年齢も他の保険会社のプランと比較して多いのが特徴です。入園・入学ごとに受けることができるものと大学入学前・成人・大学卒業時に受け取ることのできるプランがあります。
明治安田生命 明治安田の学資のほけん
年齢制限:0~6歳
満期パターン:21歳
給付金支給年齢:18019.20.21歳
月々保険料:10,323円
返戻率:107パーセント
明治安田生命のプランは、大学在学中に給付金が支払われる制度です。保険料は少し高額ですが、返戻率も高く設定されているため、短期間でまとまったお金を受け取りたい方におすすめします!
このプランには選択式で悪性のがんと診断を受けた場合、支払いが免除されるものをつけることができます。その他、別プランと併用することも可能なので詳細を確認してください。
日本生命 ニッセイ学資保険
年齢制限:0~6歳
満期パターン:21.22歳
給付金支給年齢:5.11.14.17.18歳.18歳以降は毎年学資年金を受け取ることができる
月々保険料:16,530円
返戻率:106パーセント
日本生命の学資保険は、子供祝い金と通常の学資年金から選ぶことができます。子供祝い金ですと、5.11.14歳の時に受け取ることができます。通常の学資年金は、大学在学時から毎年受け取ることが出来ます。
保険料は高いのですが、高返戻率と年金型で受け取ることのできるのが大変魅力的なプランですね。短期の振り込み型にすると、返戻率が120パーセントほどになるものもありますので詳細を確認してください。
ソニー生命 学資保険
年齢制限:0~7歳
満期パターン:17.18.20.22歳
給付金支給年齢:12.15.17.18歳.大学進学時
月々保険料:9,370円
返戻率:105パーセント
ソニー損保の学資保険は、大学進学時以降の費用に保険を適用させたい方におすすめです!返戻率も非常に高いので人気のプランとなっています。他のプランと併用することでお得になることもあるので確認してみてください。
まとめ
学資保険に加入すべきであるか否かは、あなた自身のお金を管理する能力や、備えたい事柄であるかどうかによって左右されます。学資保険は、主に子どもの養育費の積み立て・子どもが病気やけがをした際・あなた自身に万一のことがあった場合の備えとして有用です。
何かあった時に急にお金が必要となる場合もありますので、よく考えた上であなたに最適な学資保険を見つけてくださいね。