シングルマザーが時間をうまく使って稼げる高収入の仕事とは

シンママの稼ぎ方
シングルマザーは全国で100万人以上にのぼります。母子家庭が珍しかった1980年代に比べると1.5倍と増加傾向にありますが、これは離婚が珍しくなくなったことや、女性の働ける環境が増えたことも関係しているでしょう。

しかしシングルマザー世帯の平均年収は200万前後となっており、余裕があるとはいえません。これではなかなか自由な暮らしをするのは難しいでしょう。少しでも余裕のある生活をするにはより多くの収入が必要ですが、育児や家事に忙しいシングルマザーは時間の融通が利かないことも多く、思うように働けないのが現状です。

ここでは、そんな多忙なシンママでもしっかり稼げる副業についてご紹介します。

シンママのお金事情とは?

シンママのお金事情
シンママの世帯数はシンパパ世帯に比べて約5倍です。男女ともに就業率は同じくらいですが、その収入にはだいぶ開きがあります。

シンママの実情と平均収入

平成28年度の厚生労働省の調査によればシンママ世帯の平均年収は約250万円となっており、雇用形態は「正社員」「パート・アルバイト」がほぼ半々です。それに対し父子家庭は正社員率が68.2%、平均年収は420万円なので、シンママのほうが収入を得にくいといえるでしょう。また、この平均年収は児童扶養手当や養育費を含めた数値のため、実際にシンママ自身が就労で得た収入は約200万となります。

■参照URL:厚生労働省 平成 28年度 全国ひとり親世帯等調査結果の概要

シンママ世帯の生活費はどのくらい?

シンママの中には2人以上の子どもを育てている人もいます。シンママ世帯の生活費は居住地によっても異なりますが、家賃・光熱費・食費・子どもにかかる給食費や習い事の月謝代など一通り含めると、それなりの費用がかかります。1~3人のケースでは、おおよそ以下の生活費が必要です。

■子ども1人のケース…約150,000円

子どもが小さい場合は食費を抑えられます。また携帯電話は必須アイテムですが、中学生になるまでは渡さないなど、制限を設けておくと良いでしょう。習い事については、なるべく月謝の安いものを選びます。

■子ども2人のケース…約210,000円

子どもが2人になると生活費は21万円ほどかかります。これだけの月収を得られるのは年収300万円程度の人なので、定職に就いていれば可能といえるでしょう。パートなどの非正規雇用の場合は収入が少ないため、公的支援の活用や養育費の受け取りが必要です。

■子ども3人のケース…約250,000円

子ども3人の場合は約25万円かかります。子どもが就学前であれば、食費や水道光熱費をもう少し減らせるでしょう。毎月これだけの金額を生活費に充てられるのは、年収380万円程度の人です。シングルマザーで稼ぐのは大変な金額なので、この場合も公的支援や養育費が必要といえます。

シンママが知っておきたい助成金の話

シンママの助成金
ひとり親世帯は、国や地方自治体によるさまざまな助成制度や手当を利用できます。それぞれ支給条件がありますが、利用可能な場合は忘れずに申請しておきましょう。申請しない限り適用されないものも多いので要注意。制度や対象者は、次の表の通りです。

制度 内容
児童手当 児童を育てる保護者に対して支給される手当。すべての家庭が対象で国から支給される。
対象者:国内在住の0歳〜15歳
児童扶養手当 ひとり親家庭の生活安定と自立促進、児童福祉の増進を図るための手当。国から支給される。
対象者:ひとり親家庭の0歳〜18歳
児童育成手当 離婚・死亡などの理由で両親と生計がわかれている児童の福祉増進のための市区町村の手当。ひとり親家庭が対象。
対象者:条件を満たした18歳までの子供を養育している人
特別児童扶養手当 精神や身体に障害をもつ児童の福祉増進のための手当。すべての家庭が対象で国から支給される。
対象者:精神または身体に障害がある子供を養育している人
ひとり親家庭の住宅手当 家賃の負担を軽減することを目的とした助成制度。
対象者:ひとり親家庭で20歳未満の子供を養育しているなど
ひとり親家族の医療費助成制度 健康保険の自己負担分を市区町村に助成してもらえる制度。
支給対象者:ひとり親家庭の0歳〜18歳と養育者
国民年金・国民健康保険の免除 生活が困難な場合に、国民年金や国民健康保険の免除を受けられる制度。すべての世帯が対象。

働ける時間には限界がある事実

収入は仕事内容によって異なりますが、どのような仕事に就いても働ける時間には限りがあります。特にシンママの場合、一般の就業は日中のみとなり、時短勤務の場合は能力があったとしても稼ぐこと自体が難しくなってしまいます。

フルタイムで働くシンママは少ない?

1人で子どもを育てていくには安定した収入が必要なため、正社員の仕事を探すシンママが増えています。しかし、現状シンママの働き方としては半分以上が「パート・アルバイト」です。

フルタイム勤務が収入アップへの近道ですが、出産後に復職しても以前と同じように働かせてもらえないといった事態も出てきています。また十分に収入があった場合でも、残業などで長時間拘束されれば子どもとの時間が減ってしまうでしょう。

パートを掛け持ちするシンママが多い現状

シンママにはパートの掛け持ちをしている人も多いです。両親と同居できる場合は、子どもの面倒を見てもらうことも可能ですが、母子のみで暮らしている場合はそのようにはいきません。子どもが病気になったときにすぐ駆けつけられるので、短時間労働のパートのほうが自由度も高く都合が良いといえるでしょう。

しかし、パートの収入だけではやはり生活が大変です。子どもが大きくなるにつれて学費も増えていくため、パートを掛け持ちして家庭を支えているのが現状といえます。

プラスの収入を得たい!副業という選択肢

シンママの収入アップ

「もう少し収入があれば楽なのに……」と考えているシンママなら、一番効率の良い働き方を知りたいと思うでしょう。正社員になるのも一つの手段ですが、プラスの収入を得たい場合は副業という選択肢もあります。

ただし内容によっては、自己資本がいるものや単価の安いもの、リスクを負わなければならないパターンもあるため注意が必要です。それほどうまい話はないと思っておいたほうが良いでしょう。

シンママ100人に聞いた副業に関するアンケート

シングルマザーを対象に、“シンママノート編集部”が行った100人アンケートの結果を1つずつ見ていきます。

Q1:副業をしていますか?

副業はしていますか?

この結果を見ると、実に9割以上の方が副業をしています。皆さん、何かしらの副業をされているということです。この結果は、シンママノート編集部の予想をはるかに上回るものでした。

Q2:副業はなにをしていますか?

副業は何をしていますか?

次の設問は、お仕事内容を聞いたものです。5割弱の方々が、クリエイティブ系のお仕事をされていると回答しました。2番目に多いのがサービス業系のお仕事。次いで多いのが運用系のお仕事です。それぞれのお仕事内容については、下記の項目で触れていきます。

Q3:副業でどのくらい稼いでいますか?

副業でどのくらい稼いでいますか?

最後の設問は、副業の収入についてです。1万円未満の方が最も多く、1~5万円と続きます。この結果からわかることは、副業で8割以上の方が、5万円未満の副収入を何らかの形で得ているということです。

シンママに多い副業とは

では、シンママが選んでいる副業について解説します。

シンママに選ばれているのは、スキルがなくても未経験から始められるものや、子どもが眠りについた夜や早朝の時間を使ってできるものです。クリエイティブ系・運用系・サービス業などがあり、ほとんどの場合パソコンやスマホがあればすぐに始められます。

クリエイティブ系の副業

初心者でも手軽に始められるのがクリエイティブ系の副業です。WEBサイトの記事を書くライターや、自分のセンスを活かして、アクセサリーを作るハンドメイドなどがあります。
クラウドソーシングサイトを利用して即日お仕事できることや、ネット上で簡単にショップを開いて販売できることが大きなメリットでしょう。

ただし手軽にできるライティングの仕事は単価が低く、思うように稼げないことも多くなっています。ハンドメイドの場合は製作の手間やコストがかかるため、人気が出るまでは大変かもしれません。

運用系(アフィリエイト・投資・仮想通貨・せどりなど)の副業

専門知識が必要なものとしては、運用系の副業も人気です。ブログで稼ぐアフィリエイトをはじめとして、投資や仮想通貨、せどりなどがあります。

株やFXはうまくいけば大きく稼げるため、近年では投資を始める人も増えています。ただし株価が暴落した場合は借金を背負う可能性もあるので、リスクが大きい副業といえるでしょう。アフィリエイトやせどりは比較的コストも低く初心者でも簡単に始められますが、こちらも世の中の流れに左右されます。流行を追ったり話題を探したりと、常に情報収集が必要です。

サービス業(飲食店・キャバクラ・スナックなど)の副業

ネット副業の場合は個人情報の入力が必須ですが、そのようなリスクを負わずに始められるのがサービス業です。コンビニやファミレスなどの飲食店は初心者でも働きやすく人気ですが、時給はそれほど高くないため、短時間でたくさん稼げるキャバクラやスナックを選ぶ人もいます。ただし、ナイトワークは昼夜逆転してしまうなどのデメリットがあり、接客によってストレスも増えてしまうかもしれません。

好きな時間で高収入を得られる副業【チャットレディ】

シンママでも稼げる仕事はチャットレディ

副業にはさまざまな種類がありますが、その中でも時間の融通が利いて高収入を得られるのがチャットレディです。テレビやネットで紹介されてからは一気に話題となり、現在は専業で勤めている人もたくさんいます。

チャットレディのお仕事内容

チャットレディとは、ウェブカメラを通して男性と話したりコミュニケーションをとったりする仕事です。ネット上の接客業と考えればわかりやすいでしょう。通常の接客と違い画面越しに対応するので、直接話すのは苦手という人でも安心して働けます。学生さんやOL、主婦やシンママまで、幅広い年代の女性が活躍しています。

チャットレディのメリット10選

チャットレディには以下のようなメリットがあります。男性を接客するという点ではナイトワークに似ていますが、お酒を飲んだり相手に会ったりする必要がないため、負担は少ないといえるでしょう。

  • 資格不要、初心者でもOK!
  • 年齢や容姿は不問
  • 完全自由出勤で時間の融通が利く
  • ノルマや罰金は一切ナシ
  • お酒が飲めなくても大丈夫
  • 直接相手と会わなくていい
  • 個人情報を知られないから安心
  • 普段聞けないような人の話が聞ける
  • PCがなくても問題ナシ
  • 副業として簡単に始められる

チャットレディのデメリットとは?

デメリットとしては以下の5点が挙げられますが、お店のシステムによってはこれらの問題も解決できます。チャットレディは働くお店を賢く選ぶことでデメリットを減らせるのです。

  • 生活のリズムが乱れやすい
  • 動画が流出するリスクがある
  • 確定申告の手続きが面倒
  • ストレスがたまりやすい
  • 場合によっては秘密で働く必要がある

チャットレディはどのくらい稼げるのか?

たくさんのメリットがあるチャットレディですが、仕事として考えている場合は、どのくらい稼げるのか気になるところでしょう。ここでは実際にチャットレディとして活躍する2人のケースをご紹介します。

ガッツリ稼ぐAさんのケース

Aさん(41歳)
勤務:1日6~8時間 / 週5回勤務(月20日)
収入:月収100万円(各4~5万円+ボーナス20万円)

3年目のベテランAさんは専業チャットレディとして活躍中です。1日の収入は4~5万、普通のフルタイムの仕事と同じ拘束時間で約5倍の金額を稼いでいます。さらにチャットレディならではの制度を活用し、月20万のボーナスも獲得。事前に常連客とメールで約束するなどのテクニックを駆使し、プロのチャットレディとして活躍しています。

コツコツ頑張るBさんのケース

Bさん(32歳)
勤務:1日2~3時間 / 週3回(月12日)
収入:月収23万円(各1~3万円+ボーナス5万円)

チャットレディ1年目のBさんは、子どもが保育園に通う時間を利用して1日間隔で出勤しています。チャットレディの仕事は週3回のみで、1日の勤務時間はわずか2~3時間。それでも1日につき1~3万円の収入+ボーナス5万円で月収23万円を稼いでいます。現在パートを掛け持ちしていますが、チャットレディの専業化を検討中です。

チャットレディは働き方次第で、収入も大きく変わります。専業でしっかり稼ぎたい人からお小遣いを少し増やしたい人まで、自分のペースや目標に合わせて働けるのが魅力でしょう。チャットレディとして活躍している人の多くは、他に仕事をもつOLや学生です。しかしそれと同じくらいシンママの利用者も多くなっています。

チャットレディ利用者の声

チャットレディとして働くシンママには、本業と副業の2つのパターンがあります。それぞれの働き方について、シンママたちはどのようなメリットとデメリットを感じているのでしょうか?

本業でチャットレディをしているまなみさんの声
■チャットレディを本業にしている理由は?
個人経営のスナックを潰してしまったんです。さらに息子の大学費用で借金がかさんでしまい、高収入の仕事を探していたところにチャットレディの求人を見つけました。最初は半信半疑でしたが、いざ始めてみたらかなり稼げて、1年で借金返済と息子の大学費用が賄えたんです。息子の結婚資金まで稼げたので、今では専業にしています。

■本業でチャットレディをするメリットは?
短時間で高額を稼げることですね。それから24時間いつでも好きなときに働けるのが嬉しいです。自分の都合を優先できるので、スナックを経営していた頃より自由な働き方ができていると思います。

■本業でチャットレディをするデメリットは?
家族やご近所に配慮が必要なことですね。良くないイメージを持つ人もいるので、嘘をついて出勤したりバレないように服装に気を遣ったりしています。
高収入を得るには男性会員へのメール対応など地道な努力も必要なので、それなりにストレスもたまりますね。あと確定申告が少し面倒なんです。代理店のサポートがないと自分でやるのは大変ですね。

まなみさん
副業でチャットレディを始めたゆりえさんの声
■チャットレディを選んだ理由は?
本業の収入だけでは生活が厳しいので、空き時間を使ってできる割の良い仕事を探していたんです。お酒が飲めないので水商売は難しいし、風俗系も自分には無理そうだなと思ったので、チャットレディを選びました。

■チャットレディをすることへの不安は?
正直最初は不安でした。求人サイトでは「高収入で稼げます!」と強調されていたので、なんだか怪しいなと思いましたね。どんなことを求められるのか、仕事内容もいまいち良くわからなかったし、人見知りなので知らない男性と会話できるかも不安でした。

■実際にやってみた感想は?
これが意外と平気で、特に緊張もしなかったんです。画面越しなので自分の都合で調整できるし、男性は文字で話しかけてくるので、本を読んでいるみたいな気分ですね。スタッフも優しく、安全そうなイメージでホッとしました。予想以上に稼げたので、思いきってやってみて良かったと思います。

ゆりえさん

チャットレディを始めるときのお店選び

チャットレディを検討している人の中には、どのようなお店で働くのがベストか悩んでいる人もいるでしょう。チャットレディは代理店によって待遇が変わるので、慎重にお店を選ぶ必要があります。

チャットレディの仕事

出典元:チャットレディ「アリス」

こんな待遇があるところをチョイスする

チャットレディを始めるときは、「ノルマがない」「時間を拘束されない」「メイク・衣装のサポートがある」といった好待遇のお店がオススメです。とくに全国展開している大手代理店は、報酬トラブルも少なく信頼できます。社会保険に加入できるなどサポート体制も充実しているので安心でしょう。

また求人サイトがしっかりしていて、コールセンターの対応が丁寧なところも、信頼できる優良プロダクションといえます。

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