ナイトワークの代表格・キャバ嬢として働くためには、「お店に直接入店する方法」と「派遣会社から店舗に派遣される方法」の2つがあります。どちらも同じキャバ嬢ですが、働き方によって給料や待遇が異なります。
当記事では、派遣キャバ嬢として働く前にチェックしておきたい「メリット・デメリット」「給与・待遇」を紹介します。さらに、これからアルバイトを探す女性向けに「優良なキャバクラ派遣会社を見分ける2つのポイント」もまとめました。
目次
1.キャバクラ派遣とは?普通のキャバ嬢との違い
「キャバクラ派遣」とは、キャバクラ派遣会社に登録した女性が、さまざまなキャバクラでお手伝いのキャバ嬢として働く仕事です。
登録した派遣キャバ嬢が働くキャバクラは、オープンしたばかりでキャストが足りないお店・キャストが欠勤したお店・イベントでキャストを補充したいお店などです。派遣キャバ嬢は、基本的には派遣されたお店に1日だけ働くことがほとんどですが、同じお店で在籍キャストが揃うまで働き続けることもあります。
通常、キャバクラに直接入店した場合は、専属キャストとして同じお店で働き続けます。派遣キャバ嬢は専属キャストではないため、いつも同じお店に派遣されるとは限りません。しかし、派遣キャバ嬢の仕事内容は一般のキャバ嬢とほぼ同じです。
派遣キャバ嬢の仕事内容
- ・お客さんと会話する
- ・お客さんのお酒をつくる
- ・他のキャバ嬢のヘルプにつく
普通のキャバクラと比較して仕事内容に大きな違いがなくても、キャバクラ派遣は働き方が異なることがわかるでしょう。
1-1.キャバクラ派遣の給料・待遇
キャバクラ派遣は一般的に完全自由出勤制・給料日払いを採用しています。また、なかには現金に課金できるポイントシステムを導入している派遣会社もあります。金欠になりやすい人や、副業として働きたい人にとって、非常に稼ぎやすいシステムが整っていると言えるでしょう。
さらに、優良なキャバクラ派遣会社では、最低時給・労働時間を保証しています。そのため、派遣会社によっては、普通に入店するよりも時給が高い可能性があります。労働時間保証があるため、短時間で早上がりすることによる減収もありません。
【保証時間の有無による給料の違い】
▼保証時間なし
(1)労働時間の報酬 | 3,500円×3時間=10,500円 |
(2)保証の報酬 | 0円 |
(1)と(2)の合計 | 日給10,500円 |
▼4時間の保証時間あり
(1)労働時間の報酬 | 3,500円×2時間=7,000円 |
(2)保証の報酬 | 3,500円×2時間=7,000円 |
(1)と(2)の合計 | 日給14,000円 |
※時給3,500円で計算
このように、たとえ早上がりがあったとしても、労働時間保証があれば、保証時間分の報酬を受け取ることが可能です。
2.キャバクラ派遣のメリット・デメリット
続いては、キャバクラ派遣のメリット・デメリットを、さらに詳しく掘り下げていきます。普通のキャバ嬢とは異なる良い点があるキャバクラ派遣ですが、人によってはマイナスになる要素も持ち合わせています。
キャバクラ派遣で働くか迷っている人は、派遣会社に登録する前に自分に合う仕事かどうかをチェックしましょう。
2-1.メリット①働きたいときに高時給で働ける
優良なキャバクラ派遣会社は、完全自由出勤で登録できるため、働きたいときに高時給で働くことができます。急病などでお店の専属キャストが欠勤する場合、昼から夕方ごろに派遣キャバ嬢の募集がかかることになるため、当日働くかどうかを決められる求人もあります。
好きなときに働ける点は、短期だけ働きたい人・Wワークをしたい人・扶養内でシフトを調整したい人にとって、大きなメリットと言えるでしょう。
2-2.メリット②キャバクラ未経験でも働きやすい
キャバクラでの勤務が未経験の女性でも働きやすいように、お酒のつくり方・お客さんとの話の進め方・メイク方法などの研修を実施している派遣会社もあります。スキルがないままキャバクラで働いても、思ったように稼ぐことができません。派遣される前にキャバ嬢としてのスキルを身に付けることができれば、未経験でも高収入を得られる可能性が高くなるでしょう。
また、お客さんのなかにはピュアな女の子らしさ、初々しさを好む人も多いため、未経験でも気負うことなく働くことができます。
さらに、派遣キャバ嬢には基本的にノルマが課されません。ノルマがないことは、プレッシャーを感じずマイペースに働きたい人にも最適だと言えるでしょう。
2-3.デメリット①必ず仕事があるとは限らない
派遣キャバ嬢は特定のお店に所属しないため、キャバクラからの派遣依頼がなければ働くことができません。募集があっても、応募したい派遣キャバ嬢が多ければ、すぐに枠が埋まっ
てしまう可能性があります。
そのため、派遣キャバ嬢として稼ぎたい場合は、キャバクラからの依頼を定期的にチェックすることが大切です。
2-4.デメリット②臨機応変な対応が求められる
派遣キャバ嬢は、派遣されるたびにシステムやコンセプトの異なるお店で働くこととなります。そのため、派遣されるお店に合わせて臨機応変に接客する技術が必要です。
未経験の初々しい対応が男性受けする場合もありますが、人手不足の現場を手伝うこと・オープニングスタッフとして呼ばれることが多いことから、即戦力となる派遣キャバ嬢が求められます。
お店ごとに細かく決められているルールを把握し、すぐに実践できる能力が必要となるため、人によっては普通のキャバ嬢よりも仕事が難しいと感じるでしょう。
3.優良なキャバクラ派遣会社を見つけるポイント
派遣キャバ嬢は、キャバクラ派遣会社に登録することで、募集されている求人に応募することができます。そのため、派遣キャバ嬢として安心して働くためには、キャバクラ派遣会社の厳選が必要です。
最後に、優良なキャバクラ派遣会社を見つけるポイントを2つ紹介します。
派遣先のキャバクラが安全であるか、性的な接客を提供していないかなどを確認しなければ、派遣キャバ嬢が勤務を始めたあとにトラブルが発生する可能性があります。
優良なキャバクラ派遣会社を選ぶために、下記の項目をチェックしましょう。
○有料職業紹介事業の許可を得ている
キャバクラ派遣の場合、厚生労働省から「有料職業紹介事業の許可」を得なければ、サービスを提供することができません。有料職業紹介事業の許可がない派遣会社は、審査基準をクリアする必要がないため、悪質な運営をしている可能性があります。
登録する派遣会社を選ぶ際は、「有料職業紹介事業許可証」があるのかを確認しましょう。多くの派遣会社は許可を取得していますが、一部に無許可で運営している悪質な派遣会社もあるため、登録前は注意してください。
○契約店舗数が多い
キャバクラ派遣会社の良し悪しは、契約店舗数の多さからも判断することができます。
キャバクラ派遣会社の契約店舗数が多ければ多いほど、派遣キャバ嬢を要請する募集は増えます。仮に契約店舗数が少ないと、派遣キャバ嬢の依頼も減り、働きたくても仕事がない状態になる恐れがあります。そのため、契約店舗数が多いキャバクラ派遣会社は、派遣キャバ嬢にとって優良な会社であると言えるでしょう。
キャバクラ派遣会社を利用した派遣キャバ嬢という働き方は、自分の都合に合わせて高収入を得られることが特徴です。しかし、派遣会社によっては、なかなか仕事を引き受けられないところもあります。
許可の有無や契約店舗数の多さを比較し、優良なキャバクラ派遣会社を見つけましょう。
まとめ
派遣キャバ嬢はヘルプ要員として働くため、ノルマなどは発生しませんが、さまざまお店のルールに対応できる柔軟性が求められます。派遣キャバ嬢が自分に合わないと感じた人は、「チャットレディ」として働くことがおすすめです。
画面越しに男性と会話をするチャットレディは、直接男性に会う必要がありません。自宅やチャットレディ事務所で勤務できるため、会社帰り・学校帰りで疲れていても短時間だけ勤務することが可能です。
チャットレディも完全自由出勤・高報酬であるため、1つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。