現代はストレス社会と言われており、脱毛・マッサージ・痩身などのエステサロンに通うことが息抜きになっている人も多いでしょう。しかし、基本的にエステは料金が高く、頻繁に通うことは難しいものです。
「エステに通いたいけど料金が気になる」という人は、「エステモデル」を検討しましょう。エステモデルはメリットが大きく、エステに通うことが好きな人にはおすすめです。しかし、エステモデルには注意すべきポイントも存在します。
今回は「エステモデルのデメリット」を中心に、「エステモデルになる時の注意点」もまとめて紹介します。
目次
1.エステモデルのデメリット5つ
「エステモデル」とは、エステティシャンの研修や練習用のモデルを指します。
エステモデルで行われる施術の目的は、リラックス・癒しを与えることではなく、エステティシャンの技術力向上です。
エステモデルはエステティシャンの練習台となるため、基本的には同じ部位で同じテクニックが何度も繰り返されます。また、美容系の企業が開催する技術研修でモデルになる場合は、途中で研修生への説明が行われることもあります。
エステモデルは「エステモニター」や「美容モニター」と混同されがちですが、それぞれ仕事内容や目的がエステモデルと異なります。
- ・エステモニター
施術を受けた感想・評価を報告してもらい、サービス向上や宣伝に活用する。 - ・美容モニター
化粧品などを使用した感想・アンケート結果を、商品開発や宣伝に役立てる。
エステモデルを正しく理解したところで、エステモデルのデメリットを確認しましょう。
1-1.施術が下手
エステモデルの大きなデメリットとして挙げられるのが、施術するエステティシャンの技術が未熟であることです。
エステティシャンの技術力向上を目的に募集されるエステモデルは、経験が浅いエステティシャンの練習用や、それなりに経験を積んだエステティシャンのステップアップ用など、さまざまなシーンで活用されます。
そのため、施術するエステティシャンのレベルはケースバイケースです。
エステモデルでは、プロのエステティシャンによる満足度の高い施術が受けられない場合もある、ということも承知しておきましょう。
1-2.勧誘される
エステモデルとして施術を受ける回数は、1回もしくは数回が一般的です。エステには繰り返し施術することで効果が得られるメニューもあるため、エステサロンによっては本コースの契約を勧誘される場合があります。
有償のエステモデルのなかには、エステの運営者がサービスをチェックするためにエステモデル兼エステモニターを送り込み、覆面調査を行う案件も少なくありません。エステティシャンは調査だと知らないため、通常のお客さんと同様に、エステモデルに他のメニューの契約を勧めることもあります。
エステモニターとして仕事を行っている時に、別メニューの契約を強引に勧誘される可能性があるため、注意しましょう。
1-3.悪質な業者がいる
エステモデルを募集する業者の中には、悪質な業者も存在します。
特に、エステモデルに行く前に説明会や登録会を開催し、女性たちを集める業者には注意が必要です。
エステモデルは「エステの練習用モデル」以上に詳しい説明はありません。エステモデルの求人に関する説明会をわざわざ開く場合は、エステモデルに必要なアイテムという謳い文句で物品を買わせたり、高額なサービスを契約させたりする恐れがあります。
長時間強引に勧誘されると、断り切れずに契約してしまう女性もいるでしょう。
SNSや街中でキャッチをしている業者は悪質業者の可能性が高いため、注意してください。
1-4.報酬が低い
無料のエステモデルの場合、得られる報酬はありません。報酬があるエステモデルの場合でも、長時間にわたり施術を受けるわけではないため、思ったほど稼げないことが多いでしょう。
案件が発生するタイミングや回数も不定期であることから、エステモデルで安定した収入を得ることは困難です。
エステモデルは、タイミング良く募集があった場合のお小遣い稼ぎ・副業程度と考えておきましょう。
1-5.希望に沿ったモデルができるとは限らない
エステモデルは、エステサロンが開く講習会や研修に合わせた内容で求人が出されます。お客さんとしてエステサロンを利用する場合は自分の理想や希望のコースを伝えてから施術に入りますが、エステモデルに対してはエステティシャンが練習したい手技が優先されます。
基本的には施術内容をエステモデル側で決められない、ということを覚えておきましょう。
美容や体について悩みがある・悩みを解決したいという人には、エステモデルは向いていないかもしれません。
2.デメリットにも挙げられたエステモデルの給与について
報酬が出るエステモデルの場合、時給の相場は1,300円程度です。単発の仕事が多く、報酬金額はあらかじめ決まっているため、昇給などはありません。また、後払いが一般的です。
エステモデルは一般的なアルバイトよりも時給が高いと言えますが、勤務時間が2~4時間と短いことが多いため、必ず高収入を得られるわけではありません。
また、割引価格でエステモデルを募集している場合は、エステモデルに必要な費用を自分で支払うこともあります。
エステモデルの報酬が無料の求人は、実際にエステサロンで提供されている施術を受けることになり、施術サービス=報酬となります。
3.エステモデルで働く際の注意点4つ
エステモデルにはさまざまなデメリットが存在するものの、高額なエステサービスをお得に体験できることから、一度試してみたいと考えている人も多いでしょう。
最後は、エステモデルとして働く際に注意したい4つのポイントを紹介します。
悪質な業者に引っかかったり、高額なメニューを契約したりしないよう、気を付けながら応募してください。
3-1.美容への関心を高める
エステモデルの求人は人気が高いため、すぐに採用されない場合があります。
エステモデルでは、施術を受ける側の意見を参考にしたいため、美容に関心が高い人が特に歓迎されます。
エステモデルとして働きたい場合は、美容分野の知識や最新の美容情報を得ておきましょう。
3-2.しつこく勧誘されても断る
エステモデルをしている時にエステティシャンからしつこく勧誘されたら、入会や契約はせず、しっかりと断りましょう。
ただし、エステティシャンがエステモデルの存在を知らされていない場合は、経営者側が勧誘方法を含めてサービスを確認したいと考えている可能性があります。
エステティシャンの勧誘やセールスをエステモデルがチェックすべきかどうか、事前に確認しておきましょう。
3-3.自分の肌状態を理解する
エステでは化粧品や美容機器を使うことが多いため、脂性肌の人・乾燥肌の人・敏感肌の人は注意が必要です。肌に何らかのトラブルを抱えている人は、必ず施術前に伝えてください。
もちろん、サロン側からも施術前にアレルギーや肌質を確認されますが、経験の浅いエステティシャンが対応する場合もあります。
化粧品や美容機器の使用による肌トラブルを防ぐためにも、自分の肌質・肌の状態を理解しておきましょう。
3-4.案件に必要な費用は前払いでもらう
エステモニターも兼ねるエステモデルの時は、エステで支払う料金や店舗までの交通費を派遣会社もしくはサロン経営者から先に受け取っておきましょう。
エステティシャンにエステモデルの存在を知らせない場合、一般のお客さんとして施術後に料金を支払うことになります。
高額なコースの施術を受けることもあるため、先にお金を受け取っておくと安心です。
エステモデルにはデメリットもありますが、注意点を押さえておけば、安心して働くことができるはずです。
エステモデルの求人に応募する際は募集概要をよく確認し、納得してから申し込みましょう。
まとめ
エステモデルは高収入を得られる仕事ではありませんが、お得にエステを受けられるため、多くの女性に人気です。しかし、デメリットを考えると、エステモデルは安定して稼ぎたい人には向いていないと言えるでしょう。
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