チャットレディとは、ライブチャットにおいて、リアルタイムで動画・画像・音声・テキストなどを用いて、男性とコミュニケーションを行う仕事です。
ライブチャットのサービス提供者によっては、チャットガール、チャットウーマン、チャットモデル、パフォーマー、キャストとも呼ばれています。略して、チャトレ、モデルなどと呼ばれることもあります。
インターネットやパソコン、スマートフォンといったIT技術を活用した風俗であるとも言われています。
この記事では、チャットレディの仕事内容や副業について、メリット・デメリット、身バレリスクへの対策、通勤チャットレディと在宅チャットレディの特徴を解説します。
目次
1.チャットレディとは
チャットレディとは、TVカメラを使って、パソコンなどの画面に映像を映しながら、男性客と会話を楽しむライブチャットサービスです。近年では、自宅で手軽にできるとあって、副業としてチャットレディを選ぶ人が増えています。
1-1.チャットレディの仕事内容は
チャットレディは基本的にインターネット上で行うキャバクラのような接客業サービスです。そのため、男性のお客さんと会話することが主な仕事となります。
基本的に20代の女性が多いですが、30~40代の女性もチャットレディとして働いているため、自分の年齢に合ったチャットレディサービスを選びましょう。
また、実質はオンラインキャバクラのため、お客さんと楽しく会話できるコミュニケーション能力が必要です。一方で、通常のキャバクラのようにお酒を勧める、自分でも飲むといった仕事はないため、純粋に会話を楽しみながら、仕事ができます。
チャットレディは通勤型と在宅型の2種類に分けられ、自分に合った働き方を選択できます。
通勤チャットレディは予め決められた場所に出勤し、設置されているブース内でパソコンからお客さんとの会話を行います。
一方で、在宅チャットレディは自宅のパソコンからチャットレディ専門のサイトにアクセスして、お客さんとの会話を行います。そのため、パソコンやマイク、TVカメラも自分で用意する必要があります。
このようにチャットレディは自分のライフスタイルに合わせて、好きな時間と好きな場所で働ける仕事として注目が高まっています。
1-2.チャットレディは副業でできるのか
チャットレディは在宅でも気軽に参加できるため、副業としても注目されています。
また、チャットレディとして働く女性も美容師や看護師、主婦などさまざまな職業に就いている方も多いことも特徴として挙げられます。
チャットレディは基本的にキャバクラと同じため、高収入が見込めます。
平均では月20万円ほど稼いでいる方が多く、月3~4回しかチャットレディをしない人でも月5万円ほどの方もいらっしゃいます。中には月に数百万を稼ぐ人気のチャットレディもいらっしゃるため、本業よりも稼いでしまうことも珍しくありません。
また、チャットレディは在宅でも勤務できるため、自分のペースで行うことが可能です。そのため、仕事終わりに帰宅してすぐに始められ、副業としては最適です。
勤務日数や時間も自分で好きに設定できるため、収入をコントロールすることもできます。
一方で、想定以上に高額の給与を稼いでしまうことも珍しくないため、本業が疎かになってしまう危険があります。また、稼ぎ過ぎてしまうと税金の処理も複雑化し、税金の手続きや負担額が増えてしまう恐れもあります。
そのため、本業の勤務先に副業がばれてしまうことにもつながり、勤め先の会社によってはペナルティを受けることも考えられます。
しかし、副業解禁は社会的風潮となっているため、チャットレディも副業として認められる流れになっていき、収入を支える人気の副業になるでしょう。
1-3.チャットレディの気になるポイント
チャットレディというと、画面を通じて、必ず男性と顔を合わせないといけないイメージがありますが、必ずしも顔を出す必要はありません。しかし、顔出ししているチャットレディの方が人気が高くなるため、高収入を目指す場合は顔出しでチャットに臨む方がおすすめです。
チャットレディはキャバクラと異なり、ノルマや厳しい接客ルールなどもないため、リラックスして働けます。女性ばかりが集まる厳しい競争環境に身を投じる必要もありません。
また、チャットレディも登録するサイトによっては体験も可能です。自分に合っているかどうかを確認してから本格的に始めるかどうかも判断できます。もちろん、体験分もその日にお給料として受け取れます。
チャットレディの需要が高い時間帯は夜となります。そのため、夜を希望するチャットレディが多いため、在宅チャットレディの運営側はチャットレディが快適に過ごせるようにさまざまな配慮を行ってくれています。
深夜の勤務になってしまった場合、始発までゆっくり休める休憩室を設けていたり、また、シャワールームを完備している運営もあります。宿泊まではできませんが、仮眠を取れるスペースも確保しているため、夜にチャットレディをすることになっても安心です。
2.チャットレディの注意点とは
チャットレディとして働く上で注意したい点が身バレです。身バレとは、身元が明らかになってしまうことを意味します。
例えば、ライブチャットでお客さんを集めるためには、サイト上にある程度顔を出す必要があります。カメラで自分の顔を写すことになりますが、そうなると、スクリーンショットを撮られる可能性が出てきます。
スクリーンショットが悪用されることで、身バレの危険性が高まります。
ここでは、チャットレディとして働く上でのメリット・デメリット、身バレリスクとその対策について解説します。
2-1.チャットレディのメリットとデメリット
チャットレディのメリットは、在宅で働く場合と通勤で働く場合、どちらにしてもお客さんと直接的に顔を合わせることはまずないため、ストーカーなどの被害が少なくなることです。
一方で、先述のとおり、身バレする可能性がある点がデメリットです。
インターネットを通じて仕事するため、身バレしてしまうのではないかという部分が気になります。
2-2.チャットレディの身バレリスクと対策
チャットレディが身バレするケースとして、以下のパターンが考えられます。
- ・友人・知人がチャットに参加してくる
- ・偶然チャットしている人と会う
- ・チャットのスクリーンショット画像や動画がネット上で出回る
前者の二つが発生する可能性はかなり低いですが、スクリーンショットの流出は近年増えており、危険性が常にある状態といえるでしょう。
スクリーンショット画像や動画を撮影・流出させる目的は、私的な利用あるいは他のサイトなどへアップロードして稼ぐためです。
私的な利用については、拡散性が低いため身バレする可能性は極めて低いです。
一方で、他サイトへ画像・動画をアップロードされてしまうと、一気に拡散され多くの人の目に触れることになるため、身バレする可能性が一気アップします。
近年では特にネット社会が進んでいるため、スクリーンショットした画像をSNSなどに掲載されるというケースも珍しくありません。
そもそもネット上に無断アップロードした時点で犯罪であるため、サイトから申し立てをすれば削除させることが可能です。しかし、サーバーや運営会社が海外にあるサイトの場合はは削除申請に時間がかかることがあります。
もしも、ネット上に掲載された写真が世界中に回ってしまうと、削除申請をしても完全に削除をすることができません。それほど、ネット上に回った情報を削除することは困難なのです。
身バレの対策として、以下を実践することをおすすめします。
●待機中はなるべく顔が映らないサイトを選び、顔出しの時間を減らす
待機中の映像は、サイトの会員以外も見ることができるため、もし待機中に映像が映るサイトであっても、待機中の顔出しは避けましょう。
●鼻から下だけを映す
この方法は身バレのリスクは下がりますが、稼ぎにくくはなるでしょう。
●変装する
顔を出す際は、マスク着用やメイクやカラコンを変える、ウィッグをつけるなどして、普段の自分と少しでも変えるようにしましょう。
●個人情報は絶対に言わない
本名や出身校をうっかり言ってしまうと、ネットで検索をかけられ、個人情報がバレてしまいます。軽い気持ちで教えてしまわないようくれぐれも気をつけましょう。
本名の代わりにニックネームをつくっておくことはもちろんですが、本名を聞かれた時の仮名も用意しておくとよいです。
●プロフィール写真に気をつける
他のLINEやSNS(Twitter、Facebook、Instagramなど)で使っているプロフィール写真は使用しないようにしましょう。
●普段と違う声や話し方に変える
可能であれば、話し方や声を変える方法も効果的です。特に、普段の話し声に特徴がある人は要注意です。
3.チャットレディの通勤と在宅の特徴
チャットレディは通勤チャットレディと在宅チャットレディの2種類があります。
いずれもチャットレディを提供する会社によっても異なりますが、自分のライフスタイルや働きやすさを基準に選択しましょう。
ここからは、通勤チャットレディと在宅チャットレディそれぞれの特徴を紹介します。
3-1.通勤チャットレディについて
通勤チャットレディは、チャットルームを所持しているチャットレディ代理店に登録をし、出勤して仕事します。
スタッフのサポートも受けることができるため、チャットレディ初心者におすすめの働き方です。稼ぎ方のノウハウ・マニュアルの共有や事前準備の手伝いなどをしてもらうことができるため安心です。
パソコンやインターネット環境、高性能カメラ、照明などのOA機器周辺が全て完備されているため、道具を自分で用意する必要がないことがメリットです。
コスプレなどの衣装貸し出しや仕事で使用する道具・演出品の貸し出しを行っている代理店も多く、通勤・通学やお出かけ帰りにそのまま出勤することも可能です。
また、代理店ごとのインセンティブやボーナス特典、キャンペーンなどで稼ぐこともできます。
一方で、住んでいる地域や通勤・通学エリアによっては出勤しづらく、勤務頻度が下がる可能性があります。また、登録しているチャットレディの数が多い代理店の場合、チャットルームが満室になっている、シフトで調整されてしまうなど、好きな時間にいつでも働くことは難しくなってきます。
また、在宅チャットレディと比較して報酬が低いこともデメリットです。
代理店は、マネジメント手数料を通勤チャットレディの報酬から引くことでチャットルームを運営しています。
在宅チャットレディの平均報酬率が、お客さんが支払う金額の40%ほどですが、通勤チャットレディの平均報酬額は30%ほどです。
3-2.在宅チャットレディについて
在宅チャットレディは自分の部屋からパソコンと通して、男性との会話を行います。そのため、自分の好きな時間や好きな部屋でリラックスして、仕事に取り組め、通勤の手間と時間も省けます。
職場での人間関係や人付き合いが苦手な方にとっては、とても働きやすいと言えるでしょう。
また、通勤チャットレディは運営会社のマネジメント料やチャットルームの維持費、運営スタッフの給与などが発生するため、在宅チャットレディは通勤チャットレディと比べて、10%以上報酬が高く設定されています。
そのため、長期的にチャットレディとして働きたい方やたくさん稼ぎたい方は、在宅チャットレディがおすすめです。
一方で、誰かと同居している・パソコンを共有している場合、閲覧履歴やチャット中に自分がチャットレディを行っていることがバレてしまう可能性があります。
チャットレディのお仕事をするためには、パソコンやインターネット環境が必ず必要です。また、Webマイクなども購入する必要があり、初期費用が掛かってしまいます。そのほかにもインターネット環境やパソコンの調子が悪いとチャットが中断するなど仕事に支障が出る恐れもあります。
こうした状態にも、在宅チャットレディは自分で対応しなければなりません。
さらに、身バレにつながりそうな身の周りの片づけや気遣い(窓から外の風景が見えないようにするなど)に加え、チャットレディのノウハウを自分なりに積み重ねていくことも必要です。
まとめ
チャットレディは自分のライフスタイルに合った働き方ができ、頑張り次第では高収入を得られるため、副業としても最適です。一方で身元が明らかになったり、スクリーンショットが取られる恐れがあります。しかし、適切な対策を取ることである程度のリスクは最小限に抑えることができます。
メリットやデメリット、注意点をしっかりと把握・理解し、自分に合ったチャットレディを選択し、試しに働いてみてはいかがでしょうか?